text & photo:RM
取材日:’25.3.8 場所:野田線野田市駅
取材協力:東武鉄道
既報の通り、東武鉄道ではアーバンパークライン(野田線)に専用の新型車両・80000系を投入します。この車両のコンセプトは「環境にやさしく、沿線の皆様に愛される」こと。その期待の80000系が本日2025年3月8日より営業運転を開始し、野田市駅では記念の出発式が行われました。
◆【東武】3月8日デビューの80000系の全貌が明らかに!新設備「たのしーと」の様子は?
▲野田市駅に進入してくる80000系第1編成。ツアー客を乗せた臨時列車です。
9時23分頃、大宮方から野田市駅1番線ホームにツアー客を乗せた80000系第1編成が入線してきました。表示幕は「臨時」。ヘッドマークとして「80000系 DEBUT!」というシールが貼られています。
▲記念式典でスピーチをされる東武鉄道の鉄道事業本部長・鈴木孝郎さん。
▲地元自治体を代表した、野田市副市長の今村 繁さん。
▲沿線住民だった頃もあったという、2児のママでタレントの潮田玲子さんが花を添えました。
▲左から、潮田さん、今村副市長、鈴木本部長、野田市駅の清水 昇駅長。
一行は場所を1階コンコースに移し、記念式典が始まりました。東武鉄道鉄道事業本部長の鈴木孝郎さんは、特に子育て世代が使いやすいような「たのしーと」の設置や、子供が前方を見やすくするために運転台仕切りの窓を大きく・低くしたという設計上の工夫を話されました。
沿線自治体を代表して野田市の今村 繁副市長からは、市長のメッセージ代読としてこの80000系登場をもってますますアーバンパークラインが発展することを祈念するとのお話がありました。
元バドミントン日本代表でタレントの潮田玲子さんは司会者とのトークの中で、沿線の流山おおたかの森に一時期居住しておられたというエピソードが披露され、野田線との個人的な思い出など興味深いお話をされていました。
▲場所を再度ホームに移し、テープカットが行われました。
▲潮田さん、今村副市長、清水駅長による出発合図で、80000系は七光台支所に向けて出発していきました。
場所を再度ホームに移し、記念のテープカットと出発式が行われました。本日の80000系はこのツアー臨時列車だけでの初運行となりましたが、明日3月9日からは通常運行が開始されます。在来系列が6両編成であるのに対して本系列は5両編成となりますが、運用は区別されていないとのことで、駅の次列車表示で「5両」と表示されていたら80000系、というのが分かることになっています。また、現時点で投入される編成は最大で3編成ですが、毎日全編成が走るとは限らないとのことです。
▲2024年3月に使用開始された野田市駅の高架の新駅舎。かつての旧駅舎のデザインが側壁に盛り込まれています。