能勢電鉄は2月27日、山下~妙見口駅間の折り返し専用車両として7200系2両編成車を2編成導入することを発表した。折り返し専用車両としては初となる7200系の導入により、滑らかな加減速など曲線・勾配区間での乗り心地の改善や、車内空間の向上を図る。また、さらなる省エネルギー化を推進し環境負荷削減にも取り組む。
導入にあたり、「日常にイロドリを。」をテーマに山下~妙見口駅間の豊かな自然「光・風・川」をコンセプトにデザインした、視覚的な彩りを楽しんでもらえるようなラッピングを車体に施す。同社によれば、「このラッピング列車が、地域の方々とご乗車いただく皆様にとって、彩りを添えるものとなるよう願って」とのことだ。施されるラッピングは1編成ずつ異なり、それぞれ車体の装飾に応じた愛称が付される。
また、運行開始に先立ち、3月29日(土)にはお披露目イベントが実施される。詳細は以下の通り。
▲新車導入のキービジュアル
■7200系×2R概要
●編成
7210編成:7210+7260
7211編成:7211+7261
●運行区間
山下駅~妙見口駅間(妙見線)
●運行開始
2025年3月29日(土)~予定
■ラッピング概要
●デザインコンセプト
大阪最北端の駅である「妙見口駅」に向かう豊かな自然を象徴とする路線を「光・風・川」をコンセプトに表現。風景への調和を重んじながらも、「金・銀・銅」と「 茜(あかね)色」「藍(あい)色」の色味を丁寧に用いることで、新車両導入の新しい風が、日々ご利用いただく皆様にとって「彩り」をもたらすものであるようデザインしている。
●7210編成車「茜音(あかね)」
日本の伝統色「茜色」を基調とした7210編成は、朝日と夕焼けの1日のはじまりと終わりをイメージするカラー。ガタンゴトンというジョイント音と融合した「茜音(あかね)」という愛称をつけた。銅色の翼は、素朴な温かみと力を秘めた優しくも力強い車両をイメージ。
▲7210編成のイメージ
●7211編成車「藍彩(あい)」
7210編成の茜色と同様に日本の伝統色である「藍色」を基調とした7211編成。深く濃い青色の中に輝く黄色を、妙見山の上に輝く「北極星」に重ね合わせるようイメージし、「藍彩(あい)」という愛称となった。銀色の翼は、優雅に飛び回りながらも冷静さを保つ車両をイメージ。
▲7211編成のイメージ
■お披露目イベント
●開催日時
2025年3月28日(土)12:00~15:00
※雨天決行・荒天中止
●開催場所
能勢電鉄妙見口駅1号線ホーム
※当日は改札を出てすぐの特設入口より入場
●使用車両
7210編成車・7211編成車
※連結させた状態で留置する。
●参加費
無料
●申込
不要
●内容
・オリジナルコンセプトリーフレット配布
・車両側面展覧スペース設置
・クイズラリー
・記念グッズ販売
●その他
駐車場はなし。混雑状況によっては、入場待ちが発生する場合がある。
■導入記念展示会
●開催日時
2025年4月5日(土)
第1部:9:00~11:00
第2部:11:30~13:30
※1部・2部ともに同内容
※雨天の場合、翌日4月6日(日)に順延
●開催場所
平野車庫構内(平野駅より徒歩約3分)
●参加費
各回9,900円(税込)
●定員
各回50名
●申込方法
オンラインチケット販売サイト「Livepocket」にて先着順に受付。(下記リンクを参照)
https://t.livepocket.jp/e/xxhc8
●決済方法
クレジットカード(VISA/MasterCard/JCB)のみ
●申込開始
2025年3月6日(木)~3月31日(月) ※先着順
●内容
・2両編成車それぞれの展示と連結した状態での展示
・ヘッドマーク掲出有無での展示
・記念品付(ミニチュアマグネット2枚他)
・オリジナルコンセプトリーフレットの配布
●その他
・駐車場はなし。
・両日とも中止になった場合は参加費を返金します。
・車両運用、天候により中止する場合がある。
■導入記念グッズの発売
導入を記念して、ラッピングデザインをモチーフにしたキーホルダーやマグネット、プレートなど
の記念グッズを発売する。
●販売場所
・3月29日(土)お披露目イベント(妙見口駅)
・4月5日(土)導入記念展示会(平野駅/申込者のみ)
※その他のイベントやオンラインショップでの発売は、決まり次第ホームページで告知。
●発売グッズ(一部)※下記画像を参照のこと。
▲発売されるグッズのイメージ。(以上画像はすべて能勢電鉄公式プレスリリーフPDFより。)
※その他注意事項は下記PDFを参照のこと。