デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第59弾となる「EF65形 電気機関車 EF65 73」が登場した。EF65は1965(昭和40)年に登場した国鉄の直流電気機関車で、主に一般貨物運用に就いた0番代、特急旅客・高速貨物牽引に従事した500番代、旅客から貨物まで幅広い運用をこなした1000番代と分けられる。華やかな特急色を纏った500・1000番代と比べると、一般貨物運用に就く0番代は地味な印象を持たれがちだが、地道な運用は日本の物流を支えた。
民営化後、新型車両の登場により0番代は2011(平成23)年に運用を終えた。
モデルはこの0番代のうち、73号機をプロトタイプとしている。いわゆる「一般色」とも言われる青とクリームのカラーリングで、大型の菱形パンタグラフが目を引く。幹線で長大貨物列車の先頭に立っていた0番代には、特有の渋い魅力がある。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は7,499円(税込)となる。