デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第47弾となる「E231系 クハE231形500番台 山手線」が登場した。実車は1998年に量産先行車(落成当時は209系950番代を名乗った)が登場、2000年より量産開始されたJR東日本の一般型電車。大まかにロングシートの通勤タイプと、一部セミクロスシート車を連結した近郊タイプが区分されており、同一系列内で投入線区に合わせて仕様を分けたのが大きな特徴の一つだ。
モデル化されたのは、2002年に205系置き換え用として山手線に投入された通勤タイプの500番代。基本的には先に登場した0番代の仕様を踏襲しつつも、停止まで回生ブレーキが動作する純電気ブレーキの搭載や、車内には列車情報や広告が映し出される液晶ディスプレイ(LCD)の採用など、0番代よりアップデートがなされた。ホームドアの導入により中間に2両組み込まれていた6ドア車サハE230 500番代は、4ドア車で置き換えられ2011年に引退。その後2015年よりE235系が導入されたことで順次中央・総武線へ転属し、山手線からは2020年に撤退した。
プロトタイプは「クハE231-501」とされており、トップナンバーを再現。0番代とは異なる全面デザインや、増設された幕板部の車外スピーカーなど、同車の特徴を的確に再現している。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は7,499円(税込)となる。