デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第39弾となる「EF58形 電気機関車 EF58 64」が登場した。実車は戦後復興期の1946(昭和21)年から製造が始まった直流電気機関車で、登場当初は箱型車体にデッキ付きという、当時の旧型電機の標準的なスタイルだった。1948(昭和23)年で製造が中断され、その後1952(昭和27)年に再開されると、流線型でデッキもなくなり、スマートな印象に。また客車暖房用の蒸気発生装置(SG)を搭載するなど、装備も充実された。
1958(昭和33)年まで増備が続けられ、実に多様なバリエーションがあるのがEF58の魅力だが、モデルでは流線型車体、蒸気発生装置搭載の64号機で、これは1953(昭和28)年に東京機関区に配置されたナンバー。昭和30年代後半頃の姿をプロトタイプとしており、前面窓はいわゆる「大窓」と言われるスタイルで、塗装はぶどう色2号の一色塗りとなる。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は7,499円(税込)となる。