群馬県中之条町では、2023年11月11日、旧太子(おおし)駅の駐車場入口に有蓋車「ワラ1」を設置し、展示を開始した。
(プレスリリースより)
ワラ1形は、1962~66年にかけて、17,367両が製造された国鉄を代表する有蓋車で、今回保存されたのはそのトップナンバー車である。それまでの2軸有蓋車と比べて2トンの増積を実現し、全国で活躍したが、1987年までに全車が廃車となった。
このトップナンバー車は廃車後もJR四国・多度津工場で保存されていたが、このたび中之条町に寄贈され、町では約10mの展示用線路を新たに敷設して、同車を迎え入れた。外観は同日より常時公開となっている。ワラ1形が原形の状態で公的機関により常時公開が行われるのは、全国でも初の事例となる。