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【りんかい線】新型車両71-000形を2025年下期より投入

2023.11.09

 東京臨海高速鉄道は、1996年3月の第一期事業区間(新木場~東京テレポート)開業以来28年間走り続けてきた70-000形(ななまんがた)車両に代わる新型車両71-000形(ななまんいっせんがた)を導入すると発表した。

(プレスリリースより)

導入計画・導入車両数
・2025年度下期に第1編成の営業開始予定
・2027年度上期中に全8編成の導入完了予定(10両×8編成)

◎271-000形の概要
(1)デザイン
 <エクステリアデザイン>
 ・外観デザインは、70-000形の丸みのある面影を継承しながら、海や波のおおらかさを取り入れ、前面上部のひさし形状が横方向への広がりを強調している。
 ・前面のカラーリングは、70-000形の色彩を継承しつつ、臨海副都心を訪れる皆様に、より親しみを感じてもらえるよう「優しい微笑み」をイメージした。
 ・側面のカラーリングは、ホームドアの高さを考慮して車両腰部から上部にかけて配置し、エメラルドブルーのグラデーションで東京湾ウォーターフロントの水辺の空間を表現している。

(プレスリリースより)

 <インテリアデザイン>
 ・内装は、木目柄の妻部化粧板など70-000形の面影を残しながら、ホワイトを基調にグレーやネイビーでまとめて、臨海副都心の洗練された都市景観をイメージしている。
 ・座席は、グレーとブルーを基調としたブロック柄とし、都会的でクールな雰囲気を表現している。また、優先席はピンクを基調とした色とし、落ち着いた印象を持たせている。

(2)安全性の向上
・先頭車両の前面に衝撃吸収材を設置するとともに、車両構体の剛性を高めて衝撃時の安全性を向上させる。

(3)輸送安定性の向上
・車両の各機器を制御する列車情報管理装置のシステムや、主要電気機器の二重系化により、故障等の発生時に機能全体が停止することを回避し、輸送の安定性を向上させる。

(4)セキュリティの強化
・防犯カメラを全車両に搭載し、車内のセキュリティの強化を図る。
・客室内に通話式非常通報装置を1車両あたり4台設置する。

(5)バリアフリーの推進
・床面高さを50mm下げることでホームとの段差を低減する。
・すべての車両にフリースペースを設置し、車いすやベビーカーをご利用の乗客の利便性を向上させる。
・荷棚及び吊手を低くして、より多くのお客様が使いやすい高さに変更する。
・ドアの開閉をチャイムの鳴動とドア上部の表示灯の点滅で知らせるとともに、開いているドアの位置を聴覚的に知らせる誘導鈴を設置する。

(6)車内快適性の向上
・車体幅を150mm拡大して混雑時の圧迫感を緩和する。
・車内の天井には影ができにくい柔らかな明かりとなる照明を採用することで閉塞感の低減を図る。
・座席幅を一人あたり10mm拡大するとともに大型の袖仕切りを採用し、着席する乗客の快適性の向上を図る。また、袖仕切りにはガラスを用いることで開放感を高める。
・ドア上部に2画面の液晶ディスプレイを設置し、乗換案内や運行情報、駅設備案内などの情報を提供する。
・空調装置の冷房能力は、現行の70-000形に比べて約20%向上させる。
・カビや花粉、菌、ニオイなどに抑制効果がある機器を全ての車両に搭載し、清潔で快適な車内環境を提供する。

【参考】従来の70-000形(プレスリリースより)

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