西武鉄道では、西武有楽町線開通40周年を記念し、開通当時の車両を彷彿とさせる黄色い帯にラッピングした6000系車両「西武有楽町線開通40周年記念車両」の運行を2023年10月1日(日)より開始すると発表した。
1983年の新桜台駅での発車式の様子。(プレスリリースより)
西武有楽町線は、1983年10月1日に新桜台~小竹向原駅間が開通し、営団地下鉄(現:東京メトロ)有楽町線との直通運転を開始した。1994年に練馬~新桜台駅間の延伸により全線が開通し、現在も池袋線を中心に多く活躍する6000系車両での相互直通運転を開始した。その後、2008年には東京メトロ副都心線、2013年には東急電鉄東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転を開始し、さらに2017年からは有料座席指定列車「S-TRAIN」の運行を開始するなど、通勤・通学や観光で多くの方に利用されている。
「西武有楽町線開通40周年記念車両」は、6000系車両(6017編成)に、開通当時西武有楽町線を走っていた営団地下鉄有楽町線7000系をイメージしたカラーをラッピング。また、2023年11月からはヘッドマークの掲出を予定しており、1983年の西武有楽町線発車式で掲出していたヘッドマークを彷彿とさせるデザインになっている。
■編成
6000系6017編成(10両編成)
▲前面イメージ(プレスリリースより)
▲側面イメージ(プレスリリースより)
掲出ヘッドマークイメージ(プレスリリースより)※1983年の発車式を行った側の
10号車(6017号車)のみヘッドマークを掲出する予定
■運行路線
池袋線・狭山線・西武有楽町線ほか、相互直通運転実施路線(予定)
【編集部註】前述の通り、西武有楽町線は1983年に営団有楽町線と直通運転する形で開通したが、その時点では西武の他の路線とは接続がなく、西武自社車両での運行は行われていない。営団の有楽町線用車両である7000系を借り入れる形で1994年の全線開業まで営業されたというちょっと変わった歴史を持っている。