大井川鐵道は2022年に発生した台風15号の被害により、現在も大井川本線家山(島田市)~千頭間(榛原郡川根本町)においてバスによる代行運転を行っているが、2023年10月1日(日)より現在の不通区間の一部家山~川根温泉笹間渡間の鉄道による運転を再開すると発表した。これに合わせダイヤ改正を実施する。
‘23.1.2 大井川鐵道大井川本線 福用~大和田 P:西尾康洋
(今日の一枚より)
■ダイヤ改正日:2023年10月1日(日)
■主な内容
(1)家山~川根温泉笹間渡(2.9キロ)の開通
昨年12月16日以降、大井川本線は金谷~家山を鉄道による運転、家山~千頭を代行バスによる運転を行っているが、10月1日(日)、バス代行区間の家山~川根温泉笹間渡で鉄道による運転を再開する。これにより大井川本流を渡る大鉄線の姿がおよそ1年ぶりに帰ってくる。
(2)SL列車を増発
(プレスリリースより)
最大あわせて6往復までの運転を考えている。
(3)奥大井観光に特化したSL列車→専用バス募集型企画旅行商品の発売開始
新たに奥大井湖上駅をはじめとした奥大井地区周遊用に新金谷駅9:30のSL列車(愛称南アルプス号)乗車と家山駅前から千頭・接岨峡温泉方面に運行する専用バスおよび復路のバス、SL列車乗車がセットとなった募集型企画旅行商品(ツアー商品)の造成、販売に取り組む。(詳細は後日発表)
(4)速達性を持たせた電車(運行種別)の新設
・快速急行の新設
毎週金曜日と多くの利用者が見込まれる日に運転する。
新金谷駅15:13 家山行(途中停車駅:福用)
家山駅16:00 金谷行(途中停車駅:福用、新金谷)
・夜間帯に区間急行の新設
毎日運転。川根温泉笹間渡駅20:08 金谷行(途中停車駅:家山、代官町、新金谷)
※停車駅選定については両種別とも利用実態に基づいて決定した。
※乗車の際、特別料金は不要。
(5)井川線においてもダイヤ改正を実施