デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第21弾となる「9600形蒸気機関車 9633」が登場した。実車は1913（大正12）年に登場した蒸気機関車で、四国を除く全国各地で活躍した。最終的には770両が製造され、D51形の1115両に次ぎ、日本の蒸気機関車では2番目に多い勢力を誇った。戦前〜戦中〜戦後と重量に対して牽引力も強く扱いやすかったため、1975（昭和50）年度の蒸気機関車引退の最後まで活躍した。
モデルは9633号機とされ、これは1914（大正3）年製で、1955（昭和30）年から小樽築港機関区に配置。連続テレビ小説「旅路」にも登場したナンバーである。その後開館した梅小路機関車間（現・京都鉄道博物館）の動態保存機となったが、1979（昭和54）年に静態保存機に移行され、現在でも保存・展示されている。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は6,980円（税込）となる。
