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鉄道博物館にて「鉄道写真家・南 正時作品展 ブルートレイン 夢の旅路へ」、6月24日より開催

2023.06.09

 鉄道博物館は、資料展「鉄道写真家・南 正時作品展 ブルートレイン 夢の旅路へ」を2023年6月24日~9月25日に開催すると発表した。

 本展は鉄道写真家・南正時さんより寄贈を受けた作品展の第3弾として、ブルートレイン(寝台特急列車)をテーマとし、南さんの撮影した写真約80点を展示する。約半世紀にわたる活動を通じて“鉄道写真”というジャンルを確立した同氏の作品のうち、今回は1970~1980年代のブルートレインの走行シーンや、車内での旅の様子を撮影したものを中心に展示する。また、鉄道博物館所蔵の関連資料も展示する。本展開催にあわせて、同氏による展示作品ガイドツアーなどの特別イベントを開催する。


(プレスリリースより)

■会期:2023年6月24日(土)~9月25日(月)

■会場:鉄道博物館本館2Fスペシャルギャラリー1

■入場料:無料 ※ただし鉄道博物館の入館料が必要

■主催:鉄道博物館

■後援:東日本旅客鉄道株式会社、さいたま市

■展示内容(プレスリリースより)
 南 正時氏の約半世紀にわたる写真家生活を通じて撮影した作品の中から、過去2回の蒸気機関車編に続き、今回はブルートレイン(寝台特急列車)をテーマとし、約80点の作品を展示します。1958(昭和33)年、東京~博多間の特急「あさかぜ」に 20系客車が投入されて以降、青い車体の寝台特急列車、“ブルートレイン”は全国にその運転網を拡げ、1970年代に最盛期を迎えました。同時期に若年層のファンを中心に“ブルートレインブーム”が到来し、南氏は書籍や鉄道趣味誌で多数の作品を発表して、ブームの一翼を担いました。ブルートレインが姿を消した現在、南氏の作品群はかつての旅の様子を今に伝える貴重な記録となっています。本展では南氏の作品の展示と共に、当館が所蔵する関連資料を交えて、ブルートレインの“夢の旅路”を皆さまにご紹介します。


(プレスリリースより)

■特別イベント

(1)南 正時氏による展示作品ガイドツアー
 南 正時氏ご本人による展示作品の解説を聞くことができる。

(2)ブルートレインで寝てみよう!ナハネフ22形寝台体験
 車両ステーション内を巡りながら、客車や寝台列車の旅の解説を聞くことができる。また、ナハネフ22形の寝台を体験できる。(子ども限定)


(プレスリリースより)

(3)車両ステーション展示車両へのヘッドマーク、バックサインの取り付け
 車両ステーション内の機関車(EF58形89号機、EF66形、ED75形)にブルートレインゆかりのヘッドマークを取り付ける。また、ナハネフ22形客車にはバックサインを取り付ける。

■南正時(みなみまさとき)プロフィール


(プレスリリースより)

 1946(昭和21)年、福井県武生町(現・越前市)に生まれる。
 1967(同42)年、アニメーション制作会社「Aプロダクション(現・シンエイ動画)」入社。写真家・中村由信氏の推薦で月刊『フォトコンテスト』の招待作家として鉄道写真を発表。テレビアニメ『ルパン三世』制作時に、同作画監督の大塚康生氏の推薦もあり『週刊漫画アクション』編集者と知り合い、同誌の口絵に「SLを追って」連載開始。
 1971(同46)年フリーカメラマンとして独立。同誌連載のほか学習図書、『旅行ホリデー』(毎日新聞社)などに作品を発表。
 1975(同50)年、勁文社の大百科シリーズ『機関車電車大百科』で初の著書刊行、このシリーズは大ヒットして以後20冊刊行。
 1988(同63)年、オリエント急行来日に際し、フジテレビの番組監修、公式カメラマン就任。以後、鉄道ジャーナル誌や一般書籍を数多く手掛け、ラジオのレポーター、特番、テレビCMにも出演。現在は週刊東洋経済、鉄道雑誌のコラム連載のほか、近著に『急行列車追跡乗車記』(天夢人・山と渓谷社)がある。

詳しくはこちら
鉄道博物館ウェブサイト

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