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九州鉄道記念館で企画展「保存されて半世紀、蒸気機関車達は今…。」を開催

2023.04.11

 九州鉄道記念館は、戦前・戦中・戦後の時代を歩んだ蒸気機関車をテーマとした企画展を実施すると発表した。


(九州鉄道記念館ウェブサイトより)

■タイトル:入江高亘保存機関車を訪ねて 保存されて半世紀蒸気機関車たちは今….。

■共催:日本鉄道配線図展

■協力:特定非営利活動法人汽車倶楽部

■期間:4月10日(月)~6月11日(日)※最終日は15:00まで ※休館日5月10日(水)

■場所:九州鉄道記念館2階企画展示場

■料金:観覧無料 ※要入館料

■展示内容(九州鉄道記念館ウェブサイトより)
 蒸気機関車の現役引退が始まった1970年代、巻き起こったSLブームにあやかろうと、全国の自治体は当時の国鉄から貸与を受けて、静態保存されました。戦前・戦中・戦後の時代を歩んだ蒸気機関車と共に歩んだ当時の人々の想いもあって、教育施設として保存・展示に至ったものと思います。

それから、半世紀が経過しました。人生いろいろ、機関車だっていろいろです。
・野ざらしのまま錆び朽ちて、色があせたり、盗難や腐食で無残な可哀そうな蒸気機関車。
・愛着のある国鉄OBによる保存維持活動で、漆黒の色艶が維持された綺麗な蒸気機関車。
・保存会の方々もご高齢化も進み、解散となり手をかけて貰えなく放置された蒸気機関車。
・地域に眠るお宝を再び見直して、地域から愛の手を差し伸ばされた幸せな蒸気機関車。
・誰からも手をかけて貰えず荒廃、結果として解体の運命を辿った蒸気機関車。

蒸気機関車の記憶の持ち主が少なくなっていくと、保存車に対する愛着は薄れて。保存を続ける事が難しくなる状況が見られます。
保存されて半世紀の時が流れました。改めて今、彼らの活躍を偲びたいです。そして後世に残したい。なぜなら、蒸気機関車無くして戦後の復興はあり得なかったと、思うから。

保存維持活動を行う傍ら、先人達が遺して戴いた蒸気機関車を、感謝の気落ちで未来に継承したい想いで、企画展を思案してみました。
これをキッカケに、公園や博物館で鎮座した静態保存の蒸気機関車にも、関心を持って戴ければ本望です。

写真展は場所、目的によって様々ですが、30〜40点という作品点数が一般的です。今回は、幸せな蒸気機関車や、そうでないもの、蒸気機関車いろいろを紹介するものです。静態保存の蒸気機関車を中心に、前期4月、後期5月GW後と一部入れ替えして、計325点の写真が並びます。引退して公園に佇んでいて変化に乏しい機関車達をテーマにした、類の無い企画展となります。お忙しいところを恐縮ですが、ご都合宜しければ、ご高覧戴きます様ご案内致します。

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