photo:浅水浩二
今月はポポプロの特製品3アイテムが登場。まずは国鉄の2軸冷蔵貨車レム5000のうち、1967年以降の製造で番号が6000番代になった2次車を紹介。1次車より屋根 のリブが多いのが外観の特徴だ。トラムウェイのキットを完成させ、すぐに運転できる状態にした特製品で、写真のサンプルにはないが、出荷時に標記のインレタも転写済となる。キットは未塗装と塗装済があるが、後者でも手スリ等が未塗装なので、すべて完成状態にした特製品は歓迎されるであろう。
続いては、「玉電」と通称された東急玉川線の2形式。70形は終戦をはさんだ1942〜46年製、80形は戦後の1949〜53年製で、ともに14m級の鋼製車である。1969年に玉川線の大部分が廃止され、三軒茶屋〜下高井戸間のみが世田谷線として存続してからも、両形式は活躍した。製品はトラムウェイのプラキットをベースとし、2形式ともライトグリーン1色で塗られて「T.K.K.」の マークがある世田谷線の初期、2両固定編成化、更新前という姿を再現。組立、塗装、標記やサボの貼付を済ませた2両セットで、うち1 両がM車。ライト類は点灯しない。
3つ目は全長約14m、2軸ボギーの国鉄貨車、ワキ1000とワムフ100。プロトタイプはもともと急行貨物列車用で、ワキが1949年、ワムフが1951年から製造された。製品はホビーモデルのプラキットを完成状態にしたもので、ワキの「リベット付」「リベット無」(この2種は窓4枚)と「窓無」それぞれ2両 セット、ワムフの単品、6両セットを設定。それぞれの黒一色に加え、6両セットはオレンジの帯がある「急行便」も少量生産する予定。組立、塗装、標記貼付を済ませてあり、ワムフのテー ルライトと車掌室室内灯はLEDで点灯。IMONカプラーも取り付け済み。詳細は下記の通り。
■レム6000(レム5000形6000番代)
- 塗装済完成品:9,350円(税込)
■玉電70形/80形
- 2両編成セット:各63,800円(税込)
■ワキ1000・ワムフ100
- ワキ1000(リベット無)2 両セット:16,500円(税込)
- ワキ1000(リベット付)2 両セット:16,500円(税込)
- ワキ1000(窓無)2 両セット:16,500円(税込)
- ワムフ100:33,000円(税込)
- ワキ1000系6両セット:115,000円(税込)
- ワキ1000系急行便6 両セット:132,000円(税込)
※仕様や価格等は変更となる場合があります。