デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第11弾となる「キハ58形 ディーゼルカー 急行『能登路』」が登場した。実車は先に登場していた客窓を二重にした酷寒地仕様、北海道向けのキハ56系、信越本線用として、碓氷峠区間のラックレール対策が施された台車を持ったキハ57系に続き、本州以南の標準仕様として1961(昭和36)年5月に登場したのがこのキハ58系である。1969(昭和44)年までの間に大量増備がなされた。国鉄末期には急行が格上げや廃止といった整理により姿を消しつつも、普通・快速列車などの他、ジョイフルトレインなどに改造された車両もあり、多くがJR化後も活躍を続けたが現在では全車が引退している。
モデルはキハ58形の中でも長編成運転に対応した400番代の冷房化改造車をプロトタイプとしており、ナンバーは407番となる。前面には急行「能登路」のヘッドマークを掲げている。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は6,980円(税込)となる。