関東鉄道のグループ会社・関鉄観光株式会社では、2023 年3月26日、「第2回鹿島鉄道保存車輛見学と廃線巡りの旅」を催行する。
昨年11月に第1回目となるツアーを募集したところ、募集開始翌日で満席となったほか、参加者からも「ぜひ再開催を」との声が多数あったことから、第2回を開催する運びとなった。
関東鉄道の創立100周年を記念するツアーで、旧坂戸駅(茨城県鉾田市)周辺の廃線跡ウォークをはじめ、車両が静態保存されている施設「ほっとパーク鉾田」(茨城県鉾田市)、「鹿島鉄道記念館」(茨城県小美玉市)、「小川南病院 はるるの郷」(茨城県小美玉市)を見学。さらに、廃線跡がバス専用道として整備されたBRT(バス高速輸送システム)を運行する一般路線バス「かしてつバス」にも乗車する。
旧坂戸駅跡(プレスリリースより)
ほっとパーク鉾田に保存されているキハ601とKR-505。(プレスリリースより)
鹿島鉄道記念館に保存されているKR-501とキハ714。ほかにキハ431がある。(プレスリリースより)
小川南病院 はるるの郷に保存されているキハ432。(プレスリリースより)
■ツアー名:関東鉄道100周年記念ツアー「鹿島鉄道保存車輛見学と廃線巡りの旅」
■催行日:2023年3月26日(日)
■参加費用:通常9,800円(税込)
全国旅行支援割引対象者7,840円(税込)、さらに1,000円分の地域応援クーポン付き
小人(小学生以下)5,000円(税込)
■募集人数:30名(最少催行20名)
■行程: 9:00TXつくば駅9番乗り場→9:50石岡駅東口→10:40~11:40旧坂戸駅[廃線跡ウォーク]・ほっとパーク鉾田[キハ601、KR-505を見学]→12:10~13:00空のえき・そ・ら・ら[昼食・買物]→13:10~14:40鹿島鉄道記念館[キハ714、キハ431、KR-501を見学]→14:50~15:20茨城空港[買物]→15:40~16:20小川南病院はるるの郷[キハ432を見学]→16:45小川駅バス停[バス専用道を運行する「かしてつバス」乗車)→17:05石岡駅東口
※指定乗車地は、TXつくば駅9番乗り場、石岡駅東口。帰路は石岡駅にて解散。
■問合わせ及び予約
・2023年2月13(月)9:00、電話にて開始
ツアー専用フリーダイヤル0120-22-3725(9:00~18:00 日曜・祝日を除く)
【参考】鹿島鉄道とは
関東鉄道の前身会社である鹿島参宮鉄道により1924年「石岡~小川間」で開業し、1929年に「石岡~鉾田間」が全通した。1965年に常総筑波鉄道との合併で関東鉄道(鉾田線)となり、1979年経営不振により分離され鹿島鉄道となる。その後、根強い存続運動が実らず、2007年に廃線となった。営業距離は27.2km。その後、軌道跡の内、「石岡~四箇村間」(5.1km)が2010年、バス専用道・BRT(バス高速輸送システム)として整備され、一般路線バス(かしてつバス)が運行されている。2023年4月1日、廃線から16年を迎える。