photo:浅水浩二
IORI工房から新製品が到着した。今回は明治期の客車であるホハ6510と、明治期の荷物車ニ4044、JR貨物のコキ200、コンテナとしてUT17Cタンクコンテナと U38Aコンテナがそれぞれ登場した。
ホハ6510は1889(明治22)年の東海道線新橋〜神戸間の開業に合わせて登場した3等客車。官鉄の客車としては初めて便所を設置するなど、長距離運行を考慮した設計となっているのが特徴と言える。ニ4044もホハ6510と同時期の1890(明治23)年から20両製造された荷物車で、似た形の車両が官鉄の他日本鉄道等の私鉄にも見られ、当時の荷物車としては標準的な形態であったことが推察される車両だ。
コキ200は2001(平成13)年から海上コンテナ輸送に使用するため製造されたコンテナ貨車で、20ftコンテナを2個積みできる15m級の貨車となる。製品では2〜44番の転倒式手ブレーキ表示灯の無い初期型を再現している。
さらにコンテナ製品として化成品・危険物の輸送に使用される20ftの私有タンクコンテナUT17Cと、自動車輸送専用の2段積み20ft私有コンテナの U38Aがそれぞれ登場している。
製品はいずれも16番、1:80スケールで、ペーパーキットとなる。詳細は下記の通り。
- ホハ6510 ペーパーキット:9,680円(税込)
- ニ4044 ペーパーキット:5,280円(税込)
- コキ200初期型 ペーパーキット:9,680円(税込)
- UT17C 酸化エチレンTypeC ペーパーキット:4,620円(税込)
- U38Aコンテナ ペーパーキット:2,750円(税込)
※写真は組み立てサンプル品です。