デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第10号となる「500系 521形 新幹線電車 521-1『のぞみ』」が登場した。実車はJR西日本が開発した新幹線車両で、1992年に落成した試験車両の500系900番代「WIN350」で試験をした結果をもとに作られた系式。1996年に500系の量産先行車が落成し、1997年3月から「のぞみ」として営業運転が開始された。当時、日本初の300km/h運転を実現し、そのスピードは当時世界最速であったフランスのTGVと肩を並べることとなった。だが、後継車であるN700系の導入が進むとその活躍の場を山陽新幹線の「こだま」へと移し、編成も8両まで短縮された。そして2010年に「のぞみ」としての営業運転を終了。同時に16両編成も消滅し、現在では先述の通り山陽新幹線の「こだま」と博多南線で活躍を続ける。
空気抵抗および騒音低減のために考慮された先頭形状は、今までに類を見ない形をしており、そのスタイリングは今もなお絶大な人気を誇る。そんな独特な先頭車をモデルでは忠実に再現しており、円筒状に近い車体断面も忠実に再現している。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は6,980円(税込)となる。