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ご支援ありがとう、8,300万円突破でCF成立! 大井川鐵道「C56 135号機」復活プロジェクト

2022.12.01

 大井川鐵道が、兵庫県加東市の播磨中央公園で展示されていた車両を譲り受け、動態化に向けて展開してきた「蒸気機関車C56 135号機動態化プロジェクト」。9月20日に開始され、11月30日23:00にて終了となった。

 71日間の募集期間中、1億円という鉄道分野では前代未聞の大きな目標に対して支援の輪が広がった。期間中、大井川鐵道では大雨による被災で今なお復旧の途上にある状況ながら、このプロジェクトへの前向きな姿勢は崩れることなく、度々発信されたメッセージには熱い思いが溢れていた。

クラウドファンディング結果
・支援者総数:4,292名
・支援額合計:83,683,200円

 目標金額には惜しくも及ばなかったが、本プロジェクトはAll-in形式のため、その場合でも自己資金で補填する等して必ずプロジェクト(C56形135号機動体化に向けての修繕)は実行に移される。

大井川鐵道よりお礼のごあいさつ(プレスリリースより引用)
 当社の SL 列車運転は、2019年ごろより SL(蒸気機関車)自体の不具合による運休や EL(電気機関車)による代走運転が目立つようになりました。そこで SL列車運転の安定化をめざし、本年 2 月に兵庫県加東市で静態保存されていた「C56形 135号機」を搬入し、およそ 3億円をかけて動態化にチャレンジすることとなりました。

 しかし、2020年から続くコロナ禍において売り上げの減少は避けられず、当該機の動態化費用の一部、1億円を目標にクラウドファンディングを通してみなさまより広くご支援を募る運びとなりました。

 今回、みなさまからお寄せいただきましたご支援は当該機の動態化のみならず、当社における SL列車運行そのものに対する熱い期待であるという認識を持つとともに、今後も持続的に SL列車を運転し続ける責任を強く感じております。

 今回のクラウドファンディング開始直後、9月23日深夜から 24日未明にかけて当社線は台風15号により大きな被害を受けました。以来、動態化への応援メッセージとともに被災に対する励ましのお言葉も多数いただきました。この場を借りて重ね重ね御礼申し上げます。

 最後となりますが、これから私たちは皆さまよりいただきましたご支援とご期待を糧に、日本の鉄道界における「SL列車運転のトップランナー」を目指してまいりますのでご期待ください。

 引き続き大井川鐵道をよろしくお願いいたします。

大井川鐡道株式会社

クラウドファンディング(READYFOR)の本プロジェクトのページ(既に募集は終了)

P:大井川鐵道提供

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