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「ヒギンズさん」写真展 『昭和30年代の日本』、丸の内の日本外国特派員協会にて9月3日より開催!

2022.09.01

 J.ウォーリー・ヒギンズさんは、幼い頃から鉄道を愛するアメリカ人。元祖撮り鉄、乗り鉄。現在もJR東日本国際事業本部の顧問を務める彼は、1956年の初来日依頼、半世紀以上の期間に6000点を超える鉄道写真を記録してきた。2007には日本写真家協会特別賞、2017年島秀雄記念特別賞を受賞。JTBパブリッシングの「昭和30年代鉄道風景」シリーズなど15冊以上の鉄道写真の大型本を上梓している。

試験走行中の新幹線を見に、お盆休みの人々が集まった。1963年 新幹線試験線 神奈川県 鴨宮

 未だ色褪せぬ貴重な写真を半世紀にわたって撮影してきたヒギンズ氏の功績を讃え、日本外国特派員協会(FCCJ)では2022年9月3日~30日までウォーリー・ヒギンズ写真展「昭和30年代の日本」を開催する。

静岡鉄道秋葉線。袋井から北へ抜ける軽便鉄道は人々の貴重な足だった。1960.1.2 静岡鉄道秋葉線 下山梨

開催日時:2022年9月3日(土)~30日(金) 10:00~20:00
      日曜・祝日休館

場所:日本外国特派員協会(FCCJ)
    東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル5階

入場無料

 1960年に、撮影中に偶然知り合って以来の盟友、白井昭氏(元・大井川鐵道顧問、鉄道友の会参与)は「出会ったのは、まだ戦後で日本人には渡航が許されなかった。当時、太平洋を自由に行き来でき、コダクロームでふんだんに撮影できる彼が羨ましかったもの」と語り、当写真展に祝福の言葉を寄せている。
「彼がとらえたのは、当時を知る者には懐かしい鉄道と、鉄道を取り巻く風景。」
 新しい世代には驚きと興味をかき立てる写真展となることだろう。

渋谷駅東口工事中の模様。明治通りを拡張し、都電のターミナルも拡大。背後には地下鉄銀座線の高架。1957年

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