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2022年10月、鉄道150年を機に10月13日、池袋で3つの写真展が集う

2022.10.13

 ビルのエントランスの赤い電車と黄色い電車の前頭部が目印の、東京・池袋の「ギャラリー路草」。鉄道の写真展の会場として、いつしか都内有数の存在となりつつあるが、今年10月14日の「鉄道150年」の記念日を含んだ1週間、偶然、その期間を切望した、3つの写真展が同時開催されることになった。内容も構成も三者三様だが、1970年代、鉄道100年以降の国鉄時代の写真が揃うことも興味深い。3者とも、初めての写真展。

 10月15日(土)・16日(日)いずれも14時から、3会場が連動したギャラリートークなども開かれる予定。

■会場:ギャラリー路草
 東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東五号館14階 
 TEL.03-5843-3371
 JR・西武・東武・東京メトロ各線池袋駅東口(西武口)より徒歩6分

■会期:2022年10月13日(木)~18日(火)
    11:00~19:00 (最終日は16:00まで)

■入場無料

■ギャラリー路草~路1:「むかし鉄・いま鉄な日々 ~PENTAXで撮った鉄道写真50年~」

 1971(昭和46)年春、高校の入学祝に父に買ってもらったPENTAX SPから、現在のK-1、K-3Ⅲまで、ほぼPENTAXの一眼レフだけで、趣味の鉄道写真を撮り続けてきました。生まれ育った京都の家から自転車で撮りに行った路面電車から、若さにまかせて、日本各地を撮り歩いた青春時代、そして中年に至ると、週末の撮影が日々の仕事の糧となり、年末年始や夏休みには海外にも出かけました。今回、ご覧いただく写真は、1970年代のモノクロから近年のデジタルまで、車両を中心に撮ったものと、人物や周囲の情景を絡めたものを、ほぼ半々で構成し、この50年の鉄道車両と、人々と街や駅の匂い、その両方の変遷をお楽しみいただけるものになれば、と思っています。アマチュアとして、わかりやすい、普通だけど心に染み入る写真を撮りたいと、ずっと念じてきました。PENTAX歴50年、そして鉄道150年を機に、15年続けているブログのタイトルで、むかしを振り返り、いまを感じていただければと思います。(芝山喜久男)

■ギャラリー路草~路2:「出逢い、そして、、、竹内義尊 写真展」

 私も撮り鉄さんの端くれとして、色々と用意周到に準備をした上で撮影の旅に出ます。しかし、なかなか写真の腕も上達せず、狙ったように撮影できなかったり、お天気に恵まれなかったり、時間通りに列車が来なかったりと、思うように行かないことが多くて嫌になることもあります。その一方で、まったく想像だにしていなかった素晴らしい風景、素敵な人々、可愛い動物たちに偶然出逢うことがあり、思わぬ結果に感動することもあります。それに味を占めて、またすぐに次の撮影の旅の計画を進めてしまうことになるのです。
 今回の作品は、そのように思いがけず撮れてしまった写真を中心に集めてみました。小作品をご覧になられた皆様に、旅先での出逢いの感動の一部でもお伝えできれば、また、ほっこりした気持ちになってくだされば幸いです。(竹内義尊)

■ギャラリー路草・草:写真展「鉄路逍遥」 一橋大学鉄道研究会・如水鉄路クラブ

 一橋大学鉄道研究会とそのOB会の如水鉄路クラブは、創立60周年を記念して初めての写真展「鉄路逍遥」を開催する。本会は文系専科の大学鉄道研究会として1962年10月に創立し、交通経済・交通政策の真面目な研究会を軸に活動を展開してきた。もちろん、日本各地の鉄道巡り、模型運転会、構外イベントも盛んで、特に国鉄全線乗車達成者の輩出率では全国有数の実績を誇った時期もある。会員数は学生・卒業生を合算しても200名ほどの小所帯だが、結束は強く、会員合同イベントの開催が多いのも特徴である。今回、会員内では少数派ではあるが、鉄道写真愛好会員8名が撮り溜めた写真30 余点を出展する。昭和40 年代の日本の蒸機終焉期、平成時代のカラフルな列車、海外の鉄道など、我々が線路端で見てきた情景を皆さまに共有していただければ幸いである。(如水鉄路クラブ会長:小野打 真)

ギャラリー路草ウェブサイト

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