185系

ニュース

川崎造船製のスタイルを再現した凸型電気機関車が登場!甲府モデル2022年7-8月新製品

2022.08.12

photo:浅水浩二

 甲府モデルから編集部に新製品が各種到着した。今回は凸型電気機関車と緩急車、さらに緩急車由来の改造貨車が登場した。

 16番からは「凸型電気機関車B」という商品名のペーパーキットが発売された。前後のボンネットに対し中間部の車体が大きい、川崎造船製のスタイルを再現している。車体やディテール、床板、台車側枠をレーザー加工したペーパーで構成し、別購入が必要なのは動力、パンタ、カプラー、ネジ、窓セルなど。特定の車両を正確に再現した製品ではないが、選択部品が用意され、西武、武蔵野、小田急の登場時と末期、岳南、上田・名鉄の各タイプを再現することができる。

 さらに「私鉄トフA」と「私鉄トフB」が登場。特定のプロトタイプは示されていないが、どちらも中央に車掌室がある小型の木造無蓋緩急車で、Aは車掌室妻板に小さな窓がある。いずれもペーパーキットとなる。詳細は下記の通り。

 また、Nゲージからはワフ3300(ワフ5000)とツ700(フワ30000改造タイプ)が登場。ワフ3300は明治〜大正期に活躍した木造有蓋緩急車で、デッキがなくドアが側面にあるシンプルな構造の車掌室を一端に備えたスタイルとなる。一部戦後頃まで活躍した個体も存在した。妻面を製造当初の3枚窓仕様と、後に中央窓が塞がれた仕様の2つをパーツの選択で作り分けが可能となっている。
 ツ700は1927年からフワ30000などの改造により登場した12t積み通風車で、側面に通風扉と通常の扉を両方備える。通常の有蓋車としても使用できる構造が特徴であった。製品は繊細なレーザー加工によって細密な通風構造を再現している。詳細は下記の通り。

  • 12-32 凸型電気機関車B:8,800円(税込)
  • 1-144 ワフ3300(ワフ5000)1両:1,760円(税込)
  • 1-145 ツ700 1両:1,980円(税込)
  • 11-78 私鉄トフA/11-79 トフB:各3,080円(税込)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加