text & photo:加悦鐵道保存会
2022年3月28・29日、4月12日の3日間にて、加悦SL広場で保存されていた2・1261蒸気機関車、DC351ディーゼル機関車、TMCモーターカー、ハ4995・ハ21・ハブ3・ワブ3木造客貨車の8車両が新天地へ旅立って行きました。
▲ハ4995木造客車は、加悦鉄道資料館に移設された。‘22.3.27 加悦SL広場
車両搬出のために3月27日には大掛かりな入換が行われ、中には久しぶりに車輪が動いたという車両も。二度とは見る事が出来ない貴重な並びのシーンなども見ることが出来ました。
2号蒸気機関車が、加悦鉄道資料館に搬入されるシーン。道路上まで仮設で延ばした線路にクレーンで吊り下げている。‘22.3.29 加悦鉄道資料館
加悦2号蒸気機関車(1873年製造、国の重要文化財)・ハ4995木造客車(1893年製造)・ハブ3木造客車(1889年製造)の3車両は地元与謝野町にある加悦鉄道資料館(旧加悦鉄道加悦駅舎)で保存・展示されることになり、3月29日に搬入作業が行われ、4月13日関係者等約20人が参加し「旧加悦鉄道車両車庫新設等工事 落成式」が行われました。
旧加悦鉄道車両車庫新設等工事落成式でのテープカットのシーン。国の重要文化財である2号蒸気機関車は屋根付きの車庫に収まり、これからも大切に保存されるだろう。‘22.4.13 加悦鉄道資料館
また、車庫建設工事のため休館していた加悦鉄道資料館は、4月16日(土)から通常開館となりました。
【編集部追記】今回搬出された車両のうち、移転先が明らかになっている車両は下記の通り。
○加悦2号・ハ4995・ハブ3…加悦鉄道資料館(旧加悦鉄道加悦駅舎)【本記事にて記述】
○DC351ディーゼル機関車…青森県五戸町・ごのへ郷土館
○TMCモーターカー…鳥取県八頭町・若桜鉄道八東駅
○ワブ3…三重県いなべ市・貨物鉄道博物館