東京ガスネットワーク株式会社は、ガス事業誕生150年を記念し、 2022年4月29日~7月3日まで「文明開化を伝える二本の軌条『鉄道と駅』展」を開催する。
(画像はすべてプレスリリースより)
本展示会は、ガス事業とともに150周年を迎える文明開化の象徴「鉄道」と「駅」にスポットをあて、開化文物が街に伝わった当時の様子を錦絵や史料から紹介する、ガス事業誕生150年企画シリーズ第1回という位置づけ。
今から150年前の明治5(1872)年は、現在の私たちの暮らしに関わる、様々な文明開化を象徴する文物が、次々と登場した年であった。そのひとつが鉄道で、同年9月12日(新暦:10月14日)に横浜~新橋駅で開業した。 9月29日(新暦:10月31日)に事業を開始したガス事業とともに、今年で150年になる。
開化文物は、海外の窓口であった横浜の港より、ガス灯が迎える街路を経て、横浜駅からの鉄道に乗って東京へもたらされた。そしてその玄関口である新橋駅から、ガス灯が彩る西欧風の街、銀座煉瓦街へとやってきた。
本展示会では、横浜から東京の街へと開化文物を伝える役割を果たした、明治の「鉄道」と「駅」の姿を、錦絵や当時の史料、写真とともに紹介する。開業当時の横浜駅や新橋駅の威風堂々たる景観や、煙をたなびかせた機関車が旅客や貨物満載で疾走する光景など、文明開化が二本の軌条を通して伝搬していった様子を楽しんでいただくという趣向となっている。
また、日本最初の鉄道運輸規程の英文原本『General RULES and REGULATION』(同ミュージアム所蔵)も特別展示する。これは、鉄道開業時に車両や線路などの設備面とともに英国から導入されたもので、鉄道運営方法を記したハンドブックというべきもの。本書は、2011年に一般社団法人日本交通協会の協力を得て、明治6(1873)年に制定された『鉄道寮汽車運輸規定』の元になった英文原文書籍であることが確認されている。
■開催日時
2022年4月29日(金・祝) ~ 7月3日(日)
10:00~17:00 ※月曜日休館
■場所
ガスミュージアム
東京都小平市大沼町4-31-25
アクセス…西武新宿線花小金井駅北口、西武池袋線東久留米駅西口、JR中央線武蔵小金井駅北口からそれぞれ西武バスで「ガスミュージアム入口」下車徒歩3分
■入場無料
※新型コロナウイルス感染防止のため、見学は30分間隔の入れ替え制となっている。