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2021年 島秀雄記念優秀著作賞、佐藤良介さんへの授賞式が行われました

2022.03.18

 鉄道友の会が主催する「島秀雄記念優秀著作賞」は、毎年1回、鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し、鉄道および鉄道文化の発展に寄与することを目的として、2008年に新設された賞です。

 2021年の「特別部門」の受賞作として、弊社RMライブラリーから「佐藤良介『京急230形』(ネコ・パブリッシング)ほか一連の著作に対して」が選定され、2022年3月18日、弊社内にて授賞式が開催されました。

▲久保 敏・鉄道友の会副会長(右)から賞状を授与される佐藤良介さん。

 本来はこの授賞式は全受賞者および版元担当者を一堂に集め、賑やかに行われる習わしでしたが、コロナ禍の今、版元ごとに著者と鉄道友の会からの使者にお集まりいただき、個別での授賞が行われるようになっています。

▲記念の盾を手にして記念撮影される、佐藤良介さんと久保副会長。

 今回の佐藤さんの受賞理由は下記の通りです。
「受賞者は、古くからの京浜急行電鉄ファンとして知られ、これまでにも京浜急行電鉄に関する雑誌記事や単行本を多数執筆してきたベテランです。今回の『京急230形』(ネコ・パブリッシング(2020))は、その集大成にふさわしい内容で、かつて京浜急行を代表する電車として親しまれた230形に的を絞って、その誕生から終焉、そして京浜急行電鉄本社における展示に至る足跡をたどっています。この著書は、「RM LIBRARY」から3分冊で出版され、「上巻」では登場から戦後復興期までが紹介され、「中巻」では京浜急行電鉄の発足後における小型車の活躍を紹介し、「下巻」ではその終焉に至る経緯を解説しています。本書は京浜急行一筋に情熱を傾けた著者の代表作にふさわしい著作であることを評価し、これまでの一連の著作を含めて島秀雄記念優秀著作賞特別部門にふさわしい業績として選定しました。」(鉄道友の会WEBサイトより引用)

▲版元である弊社にも記念の盾が授与されました。写真左が編集担当の水野編集部員。

▲佐藤さんがこれまでにRMライブラリーで刊行してきた著書。

 また、同時に受賞したのは下記の著者・著作となっています。

単行本部門
○藤原義弘『三池炭鉱専用鉄道の略歴と機関車』みらい広告出版(2020)
○西脇 恵、泉 竜太郎『よみがえる記憶・北陸の鉄路』中日新聞社(2020)

定期刊行物部門
○小野田 滋、加藤幸弘、遠藤晃一、大菅 直「京都市交通局2号電車について」(エリエイ『レイル』No.116掲載)

■特別部門
○佐藤良介『京急230形』(ネコ・パブリッシング)ほか一連の著作に対して
○椎橋俊之『鉄の馬と兵ども』(イカロス出版)ほか一連の著作に対して

 弊社としても今後も残す意義のある図書を刊行してまいりたいと思います。佐藤様、大変おめでとうございました。また弊社への授賞、誠に光栄に存じます。ありがとうございました。

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