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切実…! JR北海道札幌圏の除雪事情

2022.02.09

 JR北海道では、2022年2月6日に発生した集中的降雪に伴う除雪作業を行っているため、2月9日現在、札幌圏での一部列車の運転見合わせが続いている。これに関して、同社WEBサイトでは現状への説明と、「なぜ除雪が遅れているのか・なぜ一部線区を優先とするのか」という疑問への回答が分かりやすい書面で掲載されている。

厚別駅で運行できなくなり、留置されている間にさらに雪に埋もれた電車。(JR北海道WEBサイトより)

疑問1 除雪は機械で行うのに、なぜそんなに手間取っているのか?
 2月6日、予想を超えた降雪のために途中で運行取り止めとなり、その駅に留置された電車が実に17駅29編成に及んだ。この電車たちはまったく身動きが取れないため、除雪機械で除雪する場合、その前後まではなんとか入れたとしても周辺は手作業で行うしかない。

〔例〕上り本線のように留置車輛がいなければ、除雪用機械は緑矢印の通りまっすぐ進める。しかし下り本線のように留置車両がいた場合、赤矢印の経路で(1)(2)車両前後の除雪をするため、時間がかかる。(JR北海道WEBサイトより)

疑問2 「手稲~札幌~新千歳空間」を優先するのはなぜ?
 まず、札幌圏で使用する主な車両の基地が手稲にあるため、手稲~札幌間が最優先となる。さらに札幌~南千歳は道南・道東など各方面へ向かう列車が重なって運行しており、影響が多方面に及ぶことから、優先的に取り組んでいる。

2月9日時点で運転を再開している区間
・小樽~札幌間
・札幌~新千歳空港・苫小牧間
※それぞれ本数を大幅に減らしての運転となっている。

詳しくはこちら
JR北海道WEBサイト

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