野岩鉄道・会津鉄道では、2022年3月12日(土)にダイヤ改正を行う。両社ともに新型コロナウイルス感染症の影響などによる乗客減を鑑みたものとなっている。主な変更点は
【野岩鉄道】
(1) 利用状況に合わせた運行本数削減
(2) 「特急リバティ会津」の速達性・利便性向上
【会津鉄道】
(1) 会津田島~会津高原尾瀬口間の普通電車列車(6050型)の運転取り止めと、同区間に普通気動車列車運転
(2) 「AIZUマウントエクスプレス3・4号(東武日光行き)」の運転取り止め
(3) 「特急リバティ会津」の速達性向上
…となる。
‘20.6.27 野岩鉄道 川治温泉〜川治湯元 P:堀 裕一
(今日の一枚より)
【野岩鉄道】
(1) 利用状況に合わせた運行本数削減
沿線住民の利便性を配慮しつつ、乗客の利用状況を勘案した運行本数に変更する。
現行 上り・下り共17本運行→改正後 上り・下り共10本運行(42%削減)
(2) 「特急リバティ会津」の速達性向上
「特急リバティ会津」のダイヤ見直しで全8本中4本、速達性の向上を図る。これにより、浅草~会津田島間で下り最大12分、上り最大5分の所要時間短縮となる。
また、これに伴い「特急リバティ会津」の利便性向上のため、一部列車で停車駅を変更し、全列車、男鹿高原駅を除く野岩線全駅に停車するようになる(男鹿高原駅は通過)。
【会津鉄道】
(1) 会津田島~会津高原尾瀬口間の普通電車列車(6050型)の運転取り止めと、同区間に普通気動車列車運転
会津線・野岩線・東武線に相互直通運転している普通電車列車(6050型)の老朽化や、東武鉄道線内ワンマン運転区間の拡大により、ダイヤ改正当日より会津鉄道線内(会津田島~会津高原尾瀬口間)の普通電車列車の運転を取り止める。新藤原、鬼怒川温泉、北千住、浅草方面へは「AIZUマウントエクスプレス2号」「特急リバティ会津」の利用を推奨。また、普通電車列車に代わり、普通気動車列車を新たに地元利用者の便利な時間帯に運転する。
(2) 「AIZUマウントエクスプレス3・4号(東武日光行き)」の運転取り止め
会津田島~会津高原尾瀬口間の気動車列車の運転に伴い、東武鉄道管内への乗り入れ車両が不足することや、日光~会津への輸送量の低迷が続いていることから、「AIZUマウントエクスプレス3・4号」の運転を取り止める。今後は下今市駅乗り換えの「特急けごん」や普通電車の利用を推奨。
(3) 「特急リバティ会津」の速達性向上
新たな普通気動車列車の運行により、会津線内の無人駅を通過し、所要時間を短縮する。