JR九州とPayPay株式会社は、PayPayのQRコード決済機能を活用した特急券の導入について実証実験を実施すると発表した。PayPayは、大型チェーン店はもちろん、中小規模の店舗や、自動販売機、タクシー、公共交通機関などへの支払いまで、日本全国に拡大し続けているキャッシュレス決済サービスで、これによりJR九州の一部区間の特急列車の特急券をPayPayのQRコード決済で購入できるようになる。JR九州は券売機や窓口に立ち寄る必要のない、特急券の新しい購入方法を提供し、キャッシュレス決済の拡大を目指す。詳細は以下の通り。
(JR九州プレスリリースより)
■実証実験
2022年1月7日(金)~2022年3月31日(木)
■区間
鹿児島本線門司港・博多間及び日豊本線小倉・行橋間の在来線特急列車停車駅相互間
特急列車停車駅:門司港、門司、小倉、戸畑、八幡、黒崎、折尾、赤間、東郷、福間、香椎、吉塚、博多、下曽根、行橋
(JR九州プレスリリースより)
■特急券の効力
・乗車券(ICカード乗車券を含む)と合わせて、設定区間の特急ソニック等の特急列車の普通車自由席に乗車できる
・特急列車に乗車する駅の発車時刻の1時間前から発車時刻までに決済されたものに限り1回有効
・乗り越し等、区間の変更は不可
■発売
特急列車停車駅に掲出されている、当駅発の特急料金が設定されたQRコードを読み取りPayPayアプリから決済を行う。
(JR九州プレスリリースより)
■使用方法
きっぷの確認の際に、PayPayアプリの「取引履歴」の当該特急券の決済画面を係員に提示する。
払い戻しは、決済から2時間以内で未使用の場合に行い、払い戻しはPayPayで行う。(払いもどし手数料220円が必要)