東武鉄道では、JR四国で活躍していた12系客車をリニューアルした「展望車」を、「SL大樹」および「SL大樹ふたら」に新たに導入すると発表した。導入日は2021年11月4日。
新たな客車は、SLが活躍していた昭和30年代の客車をイメージして12系客車を大規模リニューアルし、開閉可能な側窓のほか、車両の一部に開放型展望デッキを設置。SLの躍動感や空気感を肌で感じることができる仕様となる。グループやファミリーに適したボックス席と大きなテーブルも設置。
本客車導入後は、ぶどう色客車編成と、青色客車編成で運転することを予定しており、従来からのドリームカーなどとの組み合わせによって、これまで以上にSLの旅を楽しめるようになる。
(プレスリリースより。画像はすべてイメージ)
■導入車両
オハテ12-1(ぶどう色)・オハテ12-2(青色) 計2両
■リニューアルコンセプト
乗客からの要望を参考に、SLが活躍していた昭和30年代の客車をイメージして大規模なリニューアルを実施。
・開閉可能な側窓
・SL運行による煙や風を感じることができる展望デッキ
・グループやファミリーに適したボックス席と大きなテーブル
・カウンターやモニター・パンフレット台等を設けたフリースペース
■展望車座席数
64席(展望デッキのベンチは自由に利用できる)
(プレスリリースより)
■導入日
2021年11月4日(木) オハテ12-1(ぶどう色)
2021年11月13日(土) オハテ12-2(青色)
■客車編成(イメージ)
客車編成の中間車両として導入予定
※ SL大樹ふたら運転時は、3号車の後ろにDLが付く。
(プレスリリースより)
■メロディホーンについて
展望車には車外向けのスピーカーを設置し、主に沿線からのおもてなしに対して感謝を伝えるツールとしてメロディホーンを鳴動可能な仕様とする。メロディ音源は、栃木県出身のエレクトーン奏者で、とちぎ未来大使の倉沢大樹氏が2曲を作曲。走行中にSL観光アテンダントが随時放送を行う。
■料金
SL座席指定料金、DL座席指定料金とも現行料金と変更なし。
(プレスリリースより)
◎「12系展望車就役 記念乗車券」
■発売期間:2021年11月1日(月)~11月30日(火)
■発売金額:1セット 1,000円(税込)
■発売内容:片道乗車券(硬券仕様)3枚1セット
■発売数:合計3,000セット
■発売箇所:浅草、とうきょうスカイツリー、曳舟、亀戸、北千住、西新井、竹ノ塚、草加、新越谷、北越谷、春日部、北春日部、東武動物公園、久喜、羽生、館林、足利市、太田、伊勢崎、新桐生、佐野、南栗橋、栗橋、栃木、新栃木、新鹿沼、下今市、東武日光、鬼怒川温泉、東武宇都宮、大宮、岩槻、七光台、野田市、流山おおたかの森、柏、新鎌ケ谷、船橋、池袋、下板橋、大山、上板橋、成増、和光市、朝霞台、志木、ふじみ野、川越、川越市、若葉、坂戸、東松山、森林公園、小川町、武州長瀬 以上55駅