JR北海道では、2021年9月15日に行われた社長会見にて、2022年春のダイヤ見直しについて概要を発表した。ここではレイル・ファンが特に興味を抱きそうな部分をピックアップしてお伝えする。
‘20.3.7 根室本線 西新得信号場〜新得 P:清水剛史
(今日の一枚より)
■特急「おおぞら」のオール キハ261系化
キハ261系を22両新造し、現在、キハ283系とキハ261系とで運行されている特急「おおぞら」(札幌~釧路)について、残り6本となっているキハ283系をすべてキハ261系に置き換える。これによって、全列車に携帯電話充電コーナー設置、車いすスペース拡大など、車内設備が向上する。
※編集部註:現在キハ283系の定期運用は同列車だけなので、これで同系の定期運用が終了することを意味すると思われる。
■H100形電気式気動車の、根室本線・石北本線での運用開始または増加
H100形を30両新造し、キハ40形を置き換える。
○根室本線(新得~帯広~釧路)…54本すべて置き換え
○石北本線(旭川~上川)…24本中19本追加置き換え(現行2本置き換え済)
これによって、全自動冷暖房、低床化によるホームとの段差縮小、車いす対応洋式トイレの設置などで快適性が向上。また、動力性能の向上と、行き違いを含めたダイヤの見直しにより、所要時間の短縮を図る。
(プレスリリースより)
■学園都市線「ロイズタウン」駅開業
学園都市線(札沼線)、あいの里公園~太美間に設置されることが発表されている新駅「ロイズタウン」に、全84本のうち、約9割の停車を計画中。
■宗谷本線「名寄高校」駅設置
宗谷本線・東風連駅を稚内方向に約1.6 km移設し、駅名を「名寄高校」に変更することが発表されているが、同駅には普通・快速の24本すべての列車を停車させる。
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