【2021.9.3追記】新型コロナウィルス感染拡大に対する新潟県の特別警戒警報発令を受け、開催期日が下記の通り変更となりました。(編集部)
新潟県における鉄道文化の記録保存や鉄道史研究に大きな功績を残した瀬古龍雄氏(1928~2014)。県内外の鉄道をさまざまな視点から撮影し、遺された膨大なフィルムは、氏が急逝した後、遺族より新津鉄道資料館に寄贈された。同館では、2017年夏、寄贈された鉄道写真を中心に瀬古氏が撮影した鉄道写真や関連する資料を紹介する特別展「瀬古龍雄鉄道写真展I ―フィルムカメラで追いかけた鉄道の60年―」を開催したが、このたび、第2回瀬古龍雄鉄道写真展として、新潟県内の蒸気機関車にテーマを絞った特別展を開催する。
昭和20年代から平成に至る長い年月のなかで、県内の鉄道では、蒸気機関車が全盛期を迎えたのちに全廃された。そして動態復元されたC57 180号機が「ばんえつ物語」号の牽引機として復活し、現在に至っている。瀬古氏の写真は、それらを克明に写し取ったものと言える。特別展では、膨大なフィルムから厳選された貴重な写真を紹介するとともに、その時代背景についてもさまざまな角度から紹介する。詳細は下記の通り。
▲展示作品より。保存場所となった新津第一小学校へ自走するC57 180号機。’69.10
■開催日時
2021年9月17日(金)~11月8日(月)
9:30~17:00(入館は16:30まで)
■会場
新津鉄道資料館
新潟県新潟市秋葉区新津東町2-5-6
■展示解説会
毎週日曜日14:00~14:30
学芸員が展示解説会を行う。
■リモート展示解説会
10月1日(金)19:30~20:15(予定)
Zoomを利用して、リモート展示解説会を行う。40人程度を想定。
■図録
32頁構成。ミュージアムショップコーナーで販売。
◎関連企画
○瀬古さんの鉄道写真でたどる 鉄道まち歩き
瀬古氏の写真を持参し、15人程度で駅周辺を散策する(1時間半~2時間程度)。
・新津駅編…9月20日(月・祝)予定
・新潟駅編…9月26日(日)予定
○新津ゆかりの蒸気機関車をSNSで追いかけよう!
ハッシュタグを設定し、現在も走っているC57 1号機、180号機、D51 498号機の現役時代の写真をTwitterなどに投稿する。※JR各社の特別展開催期間の運行予定にもとづいて開催。
○わかりたいあなたのための蒸気機関車講座
・10月17日(日)14:45~15:45(予定)15人程度。
C57 19号機、ミニSLを見学しながら、蒸気機関車の構造や特徴を学び、その歴史的な意義と魅力について考える機会を提供する。