長年レトロ電車として活躍し、2020年9月の運行をもって引退した高松琴平電鉄20形23号。その後、NPO法人88(エイティエイト)に譲渡され、高松市内でお遍路さんの休憩施設に設置され活用されているが、屋根の雨漏りなどが発覚し、差し掛け屋根を早急に整備する必要が生じている。そこで所有するNPO法人88代表の笹尾正福さんはクラウドファンディングにて資金を集めるプロジェクトを実施中である。
(NPO法人88 ウェブサイトより)
■目標金額
4,000,000円
■期間
2021年6月12日(土)23:00まで
■資金の使い道
23号の屋根の設置費
■リターン一覧
○3,000円コース:オリジナル「23号記念証」
○5,000円コース:「23号記念証」とことちゃんグッズ「2連アクリルキーホルダー」
○10,000円コース:「23号記念証」と「23号刻印入り小物革製品」
○30,000円コース:「23号記念証」と「23号刻印入り石板(縦26cm×横26cm)」
○50,000円コース:上記コースすべてのリターン品を合わせて
※目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができる「All-or-Nothing方式」での実施
■琴電20形23号とは
大阪鉄道(現・近鉄南大阪線)が1925年に導入した半鋼製車デロ20形23号が起源で、川崎造船所にて同形4両が製造された。当初は丸妻5枚窓で側面幕板部に半円形の飾り窓を持つスタイルだった。琴電に譲渡後、台車を履き替え、前面も平妻貫通型に改造され1963年に竣工。その後何度かにわたって車体の更新などが行われているが、車内のニス塗りは最後まで維持されていた。2020年9月の運行をもって引退している。
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■参考記事
🔶ことでんレトロ電車23号、志度へ