宮津海陸運輸株式会社は、レイル・ファンに惜しまれつつも2020年 3 月 31日をもって閉園した「加悦SL広場」に展示されていた27両の鉄道車両のうち、「ハ 10」「C58 390」「DB202」について、無償譲渡先を公募することを発表した。
■無償譲渡先を公募する車両
●客車 ハ 10
P:加悦鐵道保存会
1926 年 に 大阪梅鉢鉄工所 で 製造 された木造ボギー客車。国内で唯一現存する木造ボギー客車として、与謝野町文化財に指定され 、産業遺産学会の推薦産業遺産である。
・主要諸元:全長12,993mm/全幅2,401mm/全高3,658mm/自重13トン
※譲受に際しては木造車のため屋根の設置が必須
●蒸気機関車 C58 390
P:加悦鐵道保存会
1946 年に汽車製造株式会社で製造された蒸気機関車。1938年から1947年に427両が製造され、客貨両用の万能機として各地で見られた車両。
・主要諸元:全長18,275mm/全幅2,936mm/全高3,945mm/自重58.7トン
※譲受に際してはアスベストの処置が必要となる場合がある
●ディーゼル機関車 DB202
P:加悦鐵道保存会
1963 年に日立製作所で製造された2軸ディーゼル機関車。日本冶金工業川崎製造所の構内側線で1984 年まで使用された。 1991年に旧・加悦 SL の広場における入換用として導入され、現在に至るまで動態車両として維持されている。
・主要諸元:全長5,730mm/全幅2,385mm/全高3,006mm/自重15トン
■募集期間
2021年5月1日~6月30日 17:00
■問い合わせ
宮津海陸運輸株式会社
TEL.0772-46-1155/FAX.0772-46-1166