小田急電鉄は、 小田急線海老名駅隣接地において2021年春の開業に向けた「ロマンスカーミュージアム」の建設を進めている。この度、その開業時期を4月中旬とすること、および「ロゴマーク」「館内の主要コンテンツの概要」を発表した。
▲ロマンスカーギャラリー(イメージ) 画像提供:小田急電鉄(以下すべて)
ロマンスカーミュージアムは、 1927年の小田急線開業以来初となる屋内常設展示施設となる。 施設は、 海老名電車基地とエリア開発が進む「ViNA GARDENS」とも隣接しており、 小田急の歴史を後世に伝え、 新たに誕生する街のシンボルとして賑わいを創出する。
■名称
ロマンスカーミュージアム
■開業時期
2021年4月中旬(予定)
■ロゴマーク
「ロマンスカー(Romancecar)」や「鉄道(Railway)」の頭文字である「R」をベースに、 「トンネルを通過する『流線形の列車=ロマンスカー』」を表現したもの。 また、 積み木のようにシンプルな形状を組み合わせることで、 「親しみやすく、 子どもたちのインスピレーションをかき立てる存在でありたい」との想いを込めている。
◎館内の主要コンテンツ概要
■1階
・ヒストリーシアター
小田急線開業当時の車両であるモハ1の展示や、小田急電鉄およびロマンスカーの歴史を凝縮したショートムービーを放映する。
展示車種:モハ1×1両
▲ヒストリーシアター(イメージ)
・ロマンスカーギャラリー
以下の車両を展示し、小田急電鉄の車両の歴史を伝える。一部の車両では車内の見学も可能。
展示車種:特急ロマンスカー・SE(3000形)×3両
特急ロマンスカー・NSE(3100形)×3両
特急ロマンスカー・LSE(7000形)×1両
特急ロマンスカー・HiSE(10000形)×1両
特急ロマンスカー・RSE(20000形)×2両
■2階
・ジオラマパーク
小田急沿線を模した国内最大級の巨大ジオラマ。 近郊区間の複々線といった鉄道設備から箱根・江の島・大山などの観光地まで、 小田急線の特徴や魅力を、HOゲージを中心に再現する。また、 ジオラマの背景はすべてスクリーンとなっており、 ジオラマ上の列車の動きにあわせて映像やライティングなどの演出を楽しめることも特徴。 さらに、 ジオラマを上から俯瞰できるデッキ「ジオラマビューテラス」も設置する。
▲ジオラマパーク(イメージ)
・キッズロマンスカーパーク
ロマンスカーをテーマにした、 子どものための空間。 木でできたロマンスカーのなかは、 ワクワクする遊びがたくさんちりばめられた遊び場となっている。パークの中心には、 紙でつくられた街が広がり、 自分だけのペーパートレインを走らせることができる。 そのほか、 感覚的に楽しめるインタラクティブ型のデジタルコンテンツやロマ
▲〔画像2点〕キッズロマンスカーパーク(イメージ)
・電車運転シミュレーター
1980年の就役から40年近くにわたり活躍した特急ロマンスカ
▲電車運転シミュレーター(イメージ)
・ミュージアムショップ
小田急グッズショップ「TRAINS(トレインズ)」がロマンスカーミュージアム内に出店する。 新宿店や和泉多摩川店では発売されない限定商品も多数開発中。
・カフェ(名称未定)
ペデストリアンデッキに面し、 ロマンスカーミュージアムへ来館の方以外でも入店可能なカフェ。 ロマンスカーや小田急沿線にちなんだメニュー用意される。
・その他
みんなのトイレや授乳室、 ベビーカー置き場などを設置し、 幼児を連れた方も安心して利用可能となる。
▲カフェ(イメージ)
■屋上
・ステーションビューテラス
海老名駅や海老名電車基地を行き交う電車が一望できる屋上テラス。
※コンテンツ内容は2020年11月時点の予定であり、 変更となる場合がある。
※コンテンツの名称は全て仮称である。
■その他
ロマンスカーミュージアムの開業日や営業案内などの詳細は、 決定次第発表される。
【参考情報】
■コンセプト
“ 子ども” も“ 大人” も楽しめる鉄道ミュージアム
■施設概要
敷地面積:約4,000平方メートル (約1,210坪)
延床面積:約4,400平方メートル (約1,330坪)
構造規模:鉄骨造 地上2階建
■事業主
小田急電鉄株式会社
■企画・運営・デザイン監修
UDS株式会社