東武鉄道は、2021年冬の完了を目指して復元作業を進めているSL復元機について、車両番号を「C11形123号機」に決定した。
これは、東武鉄道が2020年11月1日(日)に創立123周年を迎えこの123周年がSL事業の転換期を迎える年であることに加え、日本国内において唯一同一形式の車両による3機体制となることから、1→2→3(ホップ、ステップ、ジャンプ)と将来に向かって更なる飛躍を車両番号で表現したもの。詳細は以下の通り。
■復元予定日
2021年冬
■復元作業実施場所
南栗橋SL検修庫
▲C11 123復元作業風景
■C11形123号機について
1947年に江若(こうじゃく)鉄道(滋賀県)の発注により、日本車輌製造にて製造。同鉄道で客車を牽引したのち、1957年から雄別炭礦(ゆうべつたんこう)鉄道(北海道)、1970年から釧路開発埠頭(同)にて貨物列車用として活躍。1975年廃車後、静態保存されていた。
▲雄別炭礦鉄道時代の C11 1。 1969 年2月 11 日 鶴野にて
撮影:石川一造 提供:名取紀之(東武鉄道プレスリリースより)