阪神電鉄と独立行政法人都市再生機構(UR)は、地域の交流、暮らし、健康等の分野で相互に協力し、阪神沿線のUR賃貸住宅団地を中心とした地域の活性化に資することを目的とする包括連携協定を締結した。 その一環としてURが阪神から、2020年度に運行を終了する阪神電車の武庫川線車両(赤胴車)のうち一両(7990形又は7890形)をURに譲渡し、URが武庫川団地内に来年春目途設置する。地域の方々が交流するコミュニティスペースとして活用していく予定。60年以上に渡り親しまれた赤胴車がUR団地内でコミュニティを支える。■赤胴車について1958年・59年に急行用として製造された車両(3301形・3501形)の外装が、上部がクリーム色、下部がバーミリオンに塗り分けられていたことから、当時人気のマンガキャラクターであった赤胴鈴之助にちなんで「赤胴車」の愛称がつけられた。 その後に製造された車両の配色にも採用され、阪神電車の伝統のカラーとして多くの人に親しまれてきた。 現在は武庫川線のみで4編成(2両編成)が運行しているが、2020年度内に武庫川線での運行も終了する予定。●詳しくはこちら