東武鉄道では、2017年5月より東上線 ときわ台駅舎のリニューアル工事を進めてきたが、2018年5月30日(水)に完成し、同日より使用を開始する。 今回のリニューアル工事では、板橋区や地元の方々などの協力を得ながら、同駅が開業した1935(昭和10)年頃のデザインや色使いを可能な限り再現した。青色スペイン瓦の三角屋根や大谷石の壁面を残したほか、特徴的な破風板は開業当初の色で塗り直した。 また、改札口位置を開業当初の位置に移設するとともに、トイレを新設するなど増築を行った。■使用開始日時 2018年5月30日(水)始発から ※トイレは2017年10月25日より使用を開始している。■所在地 東京都板橋区常盤台1-43-1■主なポイント○駅舎 開業当時からある青色スペイン瓦の三角屋根や、その下に配された縦長の三連窓、大谷石の表面に幾何学的模様を凹凸で表現した壁面や大谷石貼りの柱脚などは残しつつ、特徴的な破風板は塗膜を調査分析のうえ開業当初の塗装色で塗り直した。改札上部の欄間のデザインなどについては、過去の写真などを参考に再現。また、耐震性の向上も実施した。○ギャラリースペース「武蔵常盤小径」 開業当時の駅名「武蔵常盤」にちなんで名付けたギャラリースペース「武蔵常盤小径」を、駅舎の壁面に新設する。同ギャラリースペースには、常盤台住宅地内の文化財などを紹介した全11面のパネルを設置。●詳しくはこちら●東武鉄道ウェブサイト