185系

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ニコン FXフォーマット対応レンズ2種 発売

2016.10.19
 株式会社ニコンイメージングジャパンでは、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ対応の大口径望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」と、アオリ撮影が可能な、超広角PC(Perspective Control)レンズ「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」を発売する。
【AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR】
20161019144106-efb8825496297d96617d9cd7c214ecef45dda689.jpg 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」は、蛍石レンズや高屈折率(HRI)レンズ、マグネシウム合金製部品の採用によって、「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」(以下「従来製品」)に比べ約110gの軽量化を達成した。また、防塵・防滴構造に加え、埃や水滴が付着しにくく付着しても拭き取りが容易なニコン独自のフッ素コートも採用している。
 また、解像性能に定評のある従来製品よりも、ズーム全域で、画像周辺部まで安定した高い解像性能を発揮。各収差を効果的に補正する蛍石レンズ、高屈折率(HRI)レンズ、6枚のEDレンズや、ゴーストやフレアを低減する「ナノクリスタルコート」の採用とあいまって、卓越した描写性能が得られる。これらの高い光学性能に加え、開放F値2.8で焦点距離200mmまでをカバーする。
 VR(Vibration Reduction:手ブレ補正)機構には、ブレの少ない安定したファインダー像により、動きの変化が激しい被写体を追いやすくフレーミングしやすい[SPORT]モードを搭載したほか、従来製品に比べ、電源を入れた直後のVR性能が大幅に向上。シャッターボタン半押し中のファインダー像の安定と、撮影画像のブレ低減効果が得られる。[NORMAL]モード時には4.0段(※)(CIPA規格準拠)の高い手ブレ補正効果を発揮。また、不規則な動きの被写体に対するAF追従性能も向上している。
 なお、電磁絞り機構を採用し、高速連続撮影時も含め、安定した露出制御が可能。
 さらに、従来製品と比較し、最短撮影距離の短縮と、最大撮影倍率の向上を実現。
 撮影時のホールディング性を一段と向上させるとともに、4つのフォーカス作動ボタンや、縦横の構図変更がすばやくスムーズにできる三脚座リングなどを搭載し、高い操作性も実現している。
※35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ使用時。最も望遠側で測定。
●発売概要
 商品名    「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」
 希望小売価格  ¥332,500(税別)
 発売時期    2016年11月11日予定
●主な特長
・蛍石レンズ、高屈折率(HRI)レンズ、マグネシウム合金製部品の採用によって軽量化(※)を実現
・埃や水滴の侵入を防ぐシーリングを鏡筒の可動部分をはじめとする随所に施した防塵・防滴構造を採用
・防汚性能と耐久性に優れ、反射防止効果でクリアーな画像の撮影にも貢献する、ニコン独自のフッ素コートをレンズの最前面に採用
・ズーム全域で、画像周辺部まで安定した高い解像性能を発揮
・各収差を効果的に補正する蛍石レンズや高屈折率(HRI)レンズ、6枚のEDレンズに加え、ゴーストやフレアを効果的に低減する「ナノクリスタルコート」を採用
・VR機構に、スポーツ撮影に最適で動画撮影にも有効な[SPORT]モードを搭載。連続撮影速度の低下やレリーズタイムラグの延長がなく、快適な高速連続撮影が可能
・電源を入れた直後のVR性能が大幅に向上(※)
・CIPA規格準拠で4.0段([NORMAL]モード時)の高い手ブレ補正効果を発揮
・新開発の制御アルゴリズムにより、AF駆動開始時および停止時の振動感や駆動音を大幅に低減(※)
・速度変化の大きい被写体や高速で向かってくる被写体など、不規則な動きをする被写体に対するAF追従性能を向上(※)
・電磁絞り機構の採用により、高速連続撮影時にも安定した露出制御が可能
・最短撮影距離を従来製品の1.4mから1.1mに短縮(※)し、最大撮影倍率も0.11倍から0.21倍へ向上(※)
・ズームリングをレンズ先端側に、フォーカスリングをマウント側に配置し、撮影時のホールディング性を向上(※)
・確実で素早いピント合わせを可能にするフォーカス作動ボタンを4か所に配置
・耐久性に優れたベアリングを採用した、縦横の構図変更をすばやくスムーズにできる三脚座リング
※従来製品の「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」との比較において。
●主な仕様
 焦点距離    70-200mm
 最大絞り    f/2.8
 レンズ構成   18群22枚(EDレンズ6枚、蛍石レンズ1枚、高屈折率レンズ1枚、ナノクリスタルコートあり、フッ素コートあり)
 画角      34°20′-12°50′(DXフォーマット時:22°50′-8°00′)
 寸法(大きさ) 約88.5mm(最大径)×202.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
 質量(重さ)  約1,430g
【PC NIKKOR 19mm f/4E ED】
20161019144133-b9043fb24aba14fb6b7cc6790a436255e60cea55.jpg 「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」は、レンズを撮像面に対して平行に移動させる「シフト(※1)機能」と、レンズの光軸を撮像面に対して傾ける「ティルト(※2)機能」を持つレンズ。これらの機能により、カメラアングルによる被写体の歪みを補正したり、奥行きのある被写体の手前から奥まで全体にピントを合わせたりする、アオリ撮影が可能。焦点距離19mmの画角(※3)は、大判、中判カメラで建築物やインテリアを撮影する際に使用頻度の高い画角に相当。このため、ニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラを用いて、多くの建築写真家にとって馴染みのある使いやすい画角での撮影が可能。
 また、「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」は、画像周辺部まで高い解像力を実現しており、超広角で捉えた画像のすみずみまでを精細に描写する。EDレンズ3枚の採用で色収差を低減するとともに、非球面レンズ2枚の採用でディストーション(歪曲収差)や球面収差などの諸収差を効果的に補正。さらに、レンズに斜めから光が入射するような状況においても、「ナノクリスタルコート」がゴーストやフレアを効果的に低減し、クリアーな画像が得られる。これら、最新の光学設計・テクノロジーによる高い光学性能が、高画素デジタル一眼レフカメラの能力を最大限に引き出す。
 なお、従来の「レボルビング機構」に加え、アオリ撮影の自由度を高める「PCレボルビング機構」を新たに採用。この新機構により、シフトとティルトの作動方向の関係を平行から直交まで自由に設定できるため、多彩な撮影意図に的確に対応する。ロック操作が不要でスムーズに操作ができるシフト機構を採用し、アオリ撮影時の操作性も向上している。
 また、防汚性能と耐久性に優れた、ニコン独自のフッ素コートも採用している。
(※1)レンズの光軸を撮像面の中心からずらして、イメージサークルの任意の位置でフレーミングすることを「シフト」という。建築物をローアングルで撮影したときなどに生じる像の歪み(上すぼまり)の補正等が可能。
(※2)撮像面に対して垂直に交差するレンズの光軸を傾けて、ピントの合う範囲を操作することを「ティルト」という。極端に絞り込むことなく被写体全体にピントを合わせたり、被写界深度を浅くして被写体以外をぼかすことが可能。
(※3)FXフォーマット時。
●発売概要
 商品名    「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」
 希望小売価格  ¥410,000(税別)
 発売時期    2016年10月28日予定
●主な特長
・スムーズなアオリ撮影をサポートする、ロック操作不要のシフト機構
・シフトとティルトの作動方向の関係を平行から直交まで自由に設定できる「PCレボルビング機構」を新搭載
・高画素デジタル一眼レフカメラの実力を最大限に引き出す、画像周辺部までの高解像力をはじめとする高い光学性能
・高い反射防止効果により、ゴーストやフレアを効果的に低減したクリアーな画像が得られる「ナノクリスタルコート」を採用
・レンズの最前面に、防汚性能と耐久性に優れたニコン独自のフッ素コートを採用
●主な仕様
 焦点距離    19mm
 最大絞り    f/4
 レンズ構成   13群17枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり、フッ素コートあり)
 画角      97°(DXフォーマット時73°)
 寸法(大きさ) 約89mm(最大径)×124mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
 質量(重さ)  約885g
◆問合せ先
 ニコンカスタマーサポートセンター
 ナビダイヤル 0570-02-8000

「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」についてはこちらを参照


「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」についてはこちらを参照


ニコンイメージング ウェブサイト


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