西武鉄道では、2016~2019年度に新型通勤車輌「40000系」を80輌導入し、2017年春から順次運転を開始するが、今般、2016年度製作導入編成車輌が完成した。 2016年度製作導入編成車輌では、客室内から中づり広告をなくし、広告用デジタルサイネージ「Smile ビジョン」を設置する。17インチディスプレイを2面横に並べ、1輌あたり12~16面(1編成あたり合計156面)を設置して、視認性向上を図る。 また、車輌内に「SEIBU FREE Wi-Fi」および「電源コンセント」を導入し、観光地へ向かう長距離区間でも安心して利用できるよう「トイレ」も設置する。 そのほか「40000系」車輌では、通勤車輌としてだけでなく、観光車輌としても利用できるよう、一部の編成で「ロング・クロスシート転換車輌」を西武鉄道としては初めて導入しているほか、「車いす」や「ベビーカー」を利用の方や、買い物・旅行などで「大きな荷物」をお持ちの方にも安心・快適に利用できるスペース「パートナーゾーン」を設置している。 ▼新型通勤車輌「40000系」 画像提供:西武鉄道【「40000系」車輌の追加仕様について(2016年度製作導入編成)】(1)広告用デジタルサイネージ「Smile ビジョン」を設置(2)「電源コンセント」の設置(通勤車輌では西武鉄道初)(3)「SEIBU FREE Wi-Fi」の導入(通勤車輌では西武鉄道初)(4)トイレの設置(通勤車輌では西武鉄道初) ▼広告用デジタルサイネージ「Smile ビジョン」 画像提供:西武鉄道 ▼「電源コンセント」の設置 画像提供:西武鉄道 ▼トイレ(2点とも) 画像提供:西武鉄道【車輌の外観・内装について】(1)車輌の外観カラーデザイン 西武グループのコーポレートカラーを基調にしつつ、「山の緑と空の青」をイメージした沿線の風景や自然を感じさせるカラーリングを採用。(2)「ロング・クロスシート転換車輌」(通勤車輌では西武鉄道初) 一部編成の座席が、「クロスシート」と「ロングシート」に転換が可能。 ▼「クロスシート」 画像提供:西武鉄道(3)「パートナーゾーン」の設置(西武鉄道初) 「車いす」や「ベビーカー」を利用の方や「大きな荷物」を持った方も安心・快適に利用できるスペース「パートナーゾーン」を設置。車いすを固定することができる設備や軽く腰掛けられる新しいデザインの座席のほか、子どもたちが車窓の景色を楽しめるように、従来より窓を大きくするなど、電車に乗る楽しみも提供する。なお「パートナーゾーン」の設置は、西武鉄道初の試みとなる。 ▼「パートナーゾーン」の設置 画像提供:西武鉄道(4)車内装備(「プラズマクラスター」(西武鉄道初)・情報表示装置) 車内環境向上の取り組みとして、西武鉄道初となる「プラズマクラスター」(※)を搭載する。また、利便性向上のため、情報表示装置を各ドア上に設置し、右側の画面では、行き先・停車駅・駅設備案内・ドア開方向および運行情報を表示する。左側の画面は、「Smile ビジョン」として広告やニュース・天気予報などを表示する。(※)プラズマクラスターはシャープ株式会社の登録商標◆問合せ先 西武鉄道お客さまセンター TEL 04-2996-2888 音声ガイダンスの案内により、メニューを選択。 (営業時間:平日9:00~19:00 土休日9:00~17:00)●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●西武鉄道 ウェブサイト