埼玉県入間市を走る西武鉄道や、その周辺のJR八高線に関する切符と鉄道部品に関する展示会「第2回 入間のミニ鉄道展」が、5月21日(土)に入間市指定有形文化財の旧黒須銀行2階で開催される。 100年以上の時を経た武蔵野鉄道や川越鉄道、武蔵水電、それに短期間の社名であった西武農業鉄道などの切符(実物)が展示される。 西武鉄道の部品関係では、5000系”レッドアロー”で使用された〈こぶし〉のヘッドマーク類、懐かしい前面行先板、ホーローの駅名板、西武復興社時代の車両銘板や西武ロゴ入り懐中時計などが展示されるほか、八高線コーナーでは、同線で活躍した蒸気機関車と同じ形式(C58)のナンバープレートや吊り下げ式の行先板、同線唯一の優等列車〈奥利根〉の愛称板も展示される。 ちなみに、これら資料は『Rail Magazine』380・381号で掲載の「特別企画 未公開写真と資料で振り返る…武蔵野鉄道100年」で資料提供された小池武史さん所蔵のものである。 なお、展示は1日限りで、かつ今回が最後の展示となるので、興味を持たれた方は見逃さないようにしてほしい。▲前回展示された武蔵野鉄道の乗車券類。連絡乗車券や回数乗車券、定期乗車券をはじめ、山口線(狭山線)の開通記念乗車証(右下)も。▼こちらは川越鉄道、武蔵水電の乗車券類。▲特急〈こぶし〉のヘッドマークや八高線のサボなども展示される。■開催日時 2016(平成28)年5月21日(土) 10:00~16:00■開催場所 入間市指定有形文化財 旧黒須銀行2階 (埼玉県入間市宮前町5-33)■アクセス 西武鉄道池袋線「入間市駅」下車、徒歩約10分