キヤノンは18日、デジタル一眼レフカメラ”EOS 80D”をはじめとする新製品を発表した。 ”EOS 80D”は、2013年8月に発売された”EOS 70D”の後継機種。新開発の有効画素約2,420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジンDIGIC 6により、最高ISO16000(動画撮影時:ISO12800)の常用ISO感度となり、質感や立体感を描写する高画質を実現。視野率100%の光学ファインダーを搭載し、オールクロス45点AFを採用しており、最高約7コマ/秒の連写速度で快適なファインダー撮影をサポートする。 さらに、CMOSセンサーの画素が撮像と位相差AFの両方を行う「デュアルピクセルCMOS AF」と、バリアングルのタッチパネル式液晶モニターとの組み合わせで、美しいボケ味のある動画撮影が可能で、白とびを抑制したフルHD画質の動画を作成するHDR動画撮影機能を有する。なお、フルHD動画はMOV形式でフレームレート29.97p、MP4形式で59.94pとなる。また、”EOS 80D”は全てのEFレンズで「デュアルピクセルCMOS AF」が可能で、動画撮影時における表現の幅を拡大する。 ボディ単体のほか、”EOS 80D”に”EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM”をセットにした「EOS 80D・EF-S18-55 IS STM レンズキット」、”EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM”と”EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM”をセットにした「EOS 80D・ダブルズームキット」、下記紹介の”EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM”をセットにした「EOS 80D・EF-S18-135 IS USM レンズキット」が用意される。 発売日は2016年3月25日。価格はオープン価格で、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は次のとおり。○EOS 80D・ボディ 129,800円(税別)○EOS 80D・EF-S18-55 IS STM レンズキット 138,800円(税別)○EOS 80D・ダブルズームキット 166,800円(税別)○EOS 80D・EF-S18-135 USMレンズキット 176,800円(税別)→EOS 80D※EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 装着時 ”EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM”は、新開発の超音波モーター「ナノUSM」を搭載した高倍率ズームレンズで、従来機種と比べてフォーカスレンズの駆動速度が最大4.3倍に向上し、静止画撮影時の高速AFを実現するとともに、静音駆動により動画撮影時のスムーズなAFを実現している。 発売日は2016年3月25日で、希望小売価格は83,000円(税別)。→EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM パワーズームアダプター”PZ-E1″は、”EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM”と組み合わせることにより、ビデオカメラのような滑らかなズーミングが可能となるもの。ズーム速度切り替え可能なスピードレベルスイッチと、ズームレバーの調整加減によりズーム速度の調整が可能となる。 また、「EOS Utility」やアプリの「Camera Connect」を利用したリモート撮影でもパワーズームが可能となる。 こちらは2016年6月下旬の発売で、希望小売価格は25,000円(税別)。→パワーズームアダプター”PZ-E1″ 指向性ステレオマイクロホン”DM-E1″は、”EOS 80D”だけでなく、動画撮影機能と外部マイク端子を有する「EOSシリーズ」で使用可能なステレオマイクロホン。 3モードの指向性切り換え機能を有し、レンズの駆動音などを低減するショックマウント機構を搭載するほか、風切音対策に有用なウィンドスクリーンも同梱する。 パワーズームアダプター”PZ-E1″と同じく2016年6月下旬の発売で、希望小売価格は39,000円(税別)。→指向性ステレオマイクロホン”DM-E1″●EOS ホームページ●EFレンズ ホームページ●キヤノン ウェブサイト