三陸鉄道では、お座敷列車”さんりくしおかぜ”(36-2110)について、2016年3月をもって引退することを発表した。 この車輌は、1984年4月の三陸鉄道開業に際し、宇都宮の富士重工で36-110(一般座席車)として大船渡鉄道事務所(現南リアス線運行部)に配置され南リアス線で運用されていた。2002年に三陸鉄道初のお座敷車に改造され、36-2110と改番、”さんりくしおかぜ”という愛称が公募で決定。その後は北リアス線でお座敷列車”さんりくしおかぜ”(震災以後は”お座敷列車北三陸号”)として運転された。2005年2月にはこたつ列車として試行され、以後、2006年冬季から本格的にこたつ列車として運転され人気を集めた。 新型お座敷車”さんりくはまかぜ”が、2014年の全線運行再開で登場したことから、2016年3月末をもってラストランとなる。【”さんりくしおかぜ”がこたつ列車に復活】 こたつ列車は、2014年度の運転から新型お座敷車輌”さんりくはまかぜ”となっていたが、”さんりくしおかぜ”最後のこたつ列車を3月中に運転する。○”さんりくしおかぜ”でのこたつ列車運転日 2016年3月5・6・12・13・20・21・26・27日 ※3月19日は、”さんりくはまかぜ”での運転となる。 久慈発12:13→宮古着13:54 宮古発15:05→久慈着16:46・弁当予約は従来のこたつ列車と同様、乗車前日の13:00までとなる。・車内に「なもみ」(なまはげと同じ岩手県北沿岸の風習)が登場する。※”さんりくしおかぜ”こたつ列車ラストラン乗車証明書をプレゼント。○”さんりくしおかぜ”こたつ列車申込先 三陸鉄道本社 TEL 0193-62-8900 ※こたつ列車予約は乗車日の1ヶ月前の9:00から【〈しおさいのメモリーズ号〉さよならバージョン】 ”さんりくしおかぜ”を使ったイベント列車〈しおさいのメモリーズ号〉もラストランとなる。○運転日 2016年3月19日○時刻 第1便 久慈駅集合10:50 久慈11:20発~田野畑駅折り返し~久慈13:50着 第2便 久慈駅集合14:50 久慈15:20発~田野畑駅折り返し~久慈17:50着○募集人員 各回30名○参加料金 1人 4,000円○募集期間 2016年2月19日9:00から受付開始(受付時間9:00~17:00) ※定員に達しなければ3月15日まで受付するが、定員に達した場合はその時点で受付終了となる。○〈しおさいのメモリーズ号〉申込先 三陸鉄道久慈駅 TEL 0194-52-0177【”さんりくしおかぜ”プレミアムファイナル】 ”さんりくしおかぜ”引退の最後の3日間に運転するイベント列車。○運転日 2016年3月29日~3月31日 毎日1往復○時刻 久慈11:20発~田野畑駅折り返し~久慈13:30着○募集人員 各日40名○参加料金 1人 4,500円(運賃、昼食、記念品つき)・ヘッドマーク取り付け・車内では名物駅長のガイドがつく○特典・昼食は、”さんりくしおかぜ”登場時に予約販売していた「大漁舟唄」御膳を用意。・参加者全員にさんりくしおかぜプレミアムファイナルカードをプレゼント(3日ともカードデザインが変わる)。・特製大漁旗ハンカチを全員にプレゼント。・”さんりくしおかぜ”プレミアムファイナルダイヤ札を全員にプレゼント。・”さんりくしおかぜ”竣工図を全員にプレゼント。※ヘッドマーク1枚を3月31日に車内でオークションする。○募集期間 2016年2月1日9:00から受付開始、定員に達した時点で受付終了。 受付時間は9:00~18:00 ※定員に満たなくとも3月25日で締切○さんりくしおかぜプレミアムファイナル申込先 三陸鉄道本社 TEL 0193-62-8900●詳しくはこちらを参照●三陸鉄道 ウェブサイト