阪急電鉄は、四季を通じた京都方面への観光促進を目的に、2015(平成27)年1月17日(土)より、京都の名所や旧跡を列車の側面に鮮やかにあしらったラッピング列車(1編成)を京都線で運行している。ラッピング列車のデビューにあわせて、列車の「ネーミング(愛称)」と「ヘッドマークデザイン」を募集していたが、このほど愛称を決定した。 愛称は”古都(こと)”。千年の都に相応しく「古都」とシンプルに表現されており、愛称を漢字にすることで「和」の感覚が感じ取れる点を高く評価したことが選考理由。 またヘッドマークデザインは、京都の名所や旧跡をシルエットにして、桜の桃色、新緑の緑色、紅葉の朱色や橙色など、京都の四季を彩る自然の鮮やかな色彩を用い、グラデーションで描かれたデザインは秀逸であること、京都への旅情をかきたて、ラッピング列車の先頭を飾るヘッドマークに最適であると評価したことが選考理由となっている。 愛称”古都”のラッピングは、8輌編成の列車のうち中間車輌(2・4・5・7輌目)に行う。また、愛称をラッピングし、ヘッドマークを付けた列車”古都” は、3月28日(土)~5月6日(水・休)の土・日・祝日に、梅田~嵐山間の臨時直通「快速特急」(6輌編成)として運行する(梅田10:12発 嵐山行き、嵐山駅16:17発 梅田行き)。 なお、平日は8輌編成で、通常の列車運用を行う。▲ラッピング列車”古都”のヘッドマークデザイン。 画像:阪急電鉄 ニュースリリースより(下画像とも)▼愛称”古都”のラッピングをした中間車輌のイメージ。●阪急電鉄 ウェブサイト