9月13日(土)~11月9日(日)、東京ステーションギャラリーにて「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい」を開催する。
日本万国博覧会が終了した翌月の1970年10月、日本国有鉄道が開始した大々的なキャンペーン、「ディスカバー・ジャパン」。駅舎、車輌、新聞、雑誌などを飾った広告には、場所のはっきりしない写真と大きな英語のロゴ。特定の観光地へと誘う従来の宣伝と大きく異なり、「美しい日本と私」をテーマに人の心に呼びかけようとする手法、そして若い女性をターゲットにしたファッショナブルなデザインは、国鉄にとっても、またこの時代においても、大きな転換を示すものであった。
本展は、当時のポスター約100枚を中心に、多数の資料を通じてこのキャンペーンを振り返る。また同時に、キャンペーンから派生した議論や同時代の芸術表現も参照しながら、一時代に留まらず今日にもつながる想像力の軌跡をたどる。情報を送る側と受け止める側とが生み出す複製文化の怒涛のうねりを堪能することができる。
▲ディスカバー・ジャパン ポスター 1971年、鉄道博物館
○開催日時
2014年9月13日(土)~11月9日(日)
※休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜休館)
10:00~18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
○入館料
一般 900円
高校・大学生 700円
小・中学生 400円
※20名以上の団体は100円引き
※障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料
○開催場所
東京ステーションギャラリー
東京都千代田区丸の内1-9-1
東京駅 丸の内北口 改札前
TEL 03-3212-2485
○主催
東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)
○特別協力
読売テレビ、テレビマンユニオン、伊丹プロダクション
○協力
富士ゼロックス株式会社、株式会社マガジンハウス、東京藝術大学芸術情報センター