札幌テレビ放送では、2014年5月11日(日)をもって、78年の歴史に幕を下ろす、道南のローカル鉄道・江差線の記録映像を収めたDVDを発売する。
江差線は、平均利用客数わずか41人/日の「赤字路線」という理由だけではなく、「北海道新幹線の開業」という非常に稀な理由によって、木古内~江差間の42.1キロ(木古内は新幹線駅として存続)が廃線となる。全国的にも路線数が多く、その距離も長い北海道で、19年ぶりとなる廃線。本作では町とともに歩んできた78年の歴史や、ローカル線ならではの美しい景観の中を駆ける列車、そこにたたずむ木造駅舎など江差線の魅力を存分に紹介するとともに、廃線当日の「さよなら列車」の模様をお届けする。地域の人々や多くのファンに愛された江差線の記録映像でありながら、どこか故郷を懐かしむような気持ちにかられる一枚。
【DVD概要】
■タイトル さよなら江差線~78年の記憶~
■発売日 2014年6月27日(金)発売
■予約開始 4月1日(火)~6月26日(木)
■予約特典
「さよなら江差線 オリジナルポストカード3枚」
※江差線を撮り続けて、この道30年。江差線の魅力やカメラスポットを知り尽くし、廃線決定後、様々なメディアにも取り上げられた江差町在住カメラマン辻晴穂さんの写真を使用したポストカード。
■仕様 1枚組(片面1層MPEG-2、80分予定)
※映像/16:9レターボックス 音声/ステレオ、主音声のみ
■価格 税別2,300円(税込 2,484円)
■製作・著作・販売 札幌テレビ放送株式会社
●主な収録内容
【さよなら江差線】
木古内駅~江差駅までの42.1キロ。そこに広がる田園や海岸線など、自然豊かな風景を駆ける江差線を季節ごとに撮影。さらに、「秘境」「まぼろし」と呼ばれた江差線ならではの全10の駅舎も完全収録する。また、資料映像や当時を知る人のインタビューなどを交えながら、江差線が江差町、上ノ国町、木古内町の3町とともに歩んできた78年の歴史をお伝えする。
【5月11日 ラストラン】
2014年5月11日(日)、78年の歴史に幕をおろす江差線。北海道では19年ぶりのローカル線の廃線に人々は何を思い、何を感じるのか。そして、道南の町を駆ける江差線の最後の勇姿は…。廃線当日の模様を放送局制作ならではの空撮(予定)をまじえて「さよなら列車」を完全収録。
【特典映像 青函トンネル編】
2016年、北海道新幹線が江差線の廃止と替わるようにしてやってくる。しかし、この地域では今から26年前にも新しい時代を担う鉄道事業が展開されていた。それは「青函トンネル」。当時、北海道と本州を鉄路でつなぐために22年という歳月を費やした世紀の大事業は、一体、どのようにして行われていったのか。着工から完成に至るまでの、貴重な映像を一挙公開。
■問合せ
STV札幌テレビ放送
TEL 011-272-9301(平日9:30~17:30)