東武鉄道では、2014年4月1日(火)より東武野田線に路線愛称名「東武アーバンパークライン」を導入する。
野田線は東京近郊のベッドタウンを走行する路線として都市間輸送を担っているほか、都心に向かう通勤・通学路線との乗り換え駅を複数有する交通利便性の高い路線であり、一方で身近に自然を感じられる公園などが多く点在し、憩いのある住みやすい路線でもあることから、「アーバン=都市」と「パーク=公園」を組み合わせた造語で表現した。
【導入の概要】
■路線愛称名
「東武アーバンパークライン」
■導入日
2014年4月1日(火)から
■導入目的
愛称名を導入することにより、当社沿線をはじめ首都圏の皆様により一層親しみをもっていただき、更なるイメージアップを図ることで、沿線価値向上を目指す。
■コンセプト
野田線の特徴である都市間輸送と都心に向かう通勤・通学路線との乗り換え駅を複数有する交通利便性の高い路線と、沿線に身近に自然を感じられる公園などが多く点在し、憩いのある住みやすい路線を「アーバン=都市」と「パーク=公園」を組み合わせた造語で表現し、広くPRする。
■導入路線
野田線全線 大宮~船橋間(62.7km)※駅数35駅
■導入箇所
(1)各駅の案内表示、路線図、運賃表など
(2)各車輌の車内案内表示器、車内自動放送など
■野田線関係の主な取り組み
(1) 新型60000系車輌導入
新型車輌60000系を今年6月より営業運転開始し、引き続き今年度中に6編成36輌を新造する。60000系は代替する8000系車輌に比べ、バリアフリー・省エネルギー・省メンテナンス化により使用電力が約40%削減となるほか、車内案内用液晶ディスプレイを設置、当社車輌では初となる公衆無線LANサービスを開始するなど、人と環境にやさしい車輌となっている。
(2)清水公園~梅郷間高架化工事
清水公園~梅郷間において、千葉県の都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中であり、清水公園~愛宕間および野田市駅構内で仮線工事を実施、2017年度の事業完成を目指して工事を推進している。
※この工事が完成すると愛宕駅と野田市駅の2駅が高架駅となり、11箇所の踏切が除却される。
(3)可動式ホーム柵の設置
国土交通省から2011年8月に示された中間とりまとめを受け、国・関係自治体と連携し、船橋駅(2014年春完成予定)と柏駅(2015年春完成予定)に可動式ホーム柵を設置する。なお、両駅のホームにはLED照明を導入するとともに、船橋駅についてはコンコースのリニューアルを行うなど、可動式ホーム柵導入にあわせ駅のイメージアップを図る。
(4)橋上駅舎化工事
運河駅、岩槻駅において、関係自治体の支援により駅の橋上化工事を鋭意施行している。運河駅は2013年12月末、岩槻駅は2014年度中に完成予定で、本工事では関係自治体にて駅前広場整備を実施しており、橋上駅舎完成後は駅施設のバリアフリー化とともに駅アクセスの向上が図られる。