仙台市交通局は13日、平成27年度開業予定の仙台市地下鉄東西線(動物公園~荒井間 約13.9km/駅名は仮称)に導入する2000系車輌の車輌デザインを発表した。
2000系車輌のデザインコンセプトは「自然と調和し、伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」。山から街を抜け海へとつながる東西線の車輌に、広瀬川の清流・青葉山や田園の緑・にぎわう街が調和する「杜の都仙台」、歴史への誇りを抱く市民とともに未来に向けて発展する街仙台を表現。
車輌前面の形状は、「歴史」を表現する伊達政宗公の兜の「前立て」と「調和」をしめす「円形ライン」で構成。
車輌側面の配色は、上部の連続ラインに空・川・海を表す「青」、中央部のスクエアドットは、自然や人が「調和」している仙台の街を表現し、水の「青」、青葉の「緑」、街の活気や人のあたたかさの「黄」や「オレンジ」を配置する。
客室内は全体を落ち着いた雰囲気の配色とし、腰掛は、伊達の粋を感じさせる「紺系」、床は開放感のある明るい配色となる。
2000系はアルミニウム合金車体の車輪式リニアモーター車輌で、4輌編成15本の計60輌を導入する。平成25年4月頃から順次製造に着手し、平成26年度に1編成目の車輌を荒井車庫へ搬入した後、試運転を開始する予定。
▲仙台市地下鉄東西線2000系外観イメージ。
画像:仙台市交通局提供(以下すべて)
▼2000系前面のイメージ。「歴史」を表現する伊達政宗公の兜の「前立て」と「調和」をしめす「円形ライン」で構成。
▲車輌側面の配色イメージ。上部には「青」の連続ライン、中央部には「青」「緑」「黄」「オレンジ」のスクエアドットを配置する。
▼全体を落ち着いた雰囲気の配色とした客室内のイメージ。