東武鉄道では、野田線利用客の快適性向上のため、8000系に代え2013年度より新型車輌60000系を導入する。
60000系は、50000系をベースに「人と環境にやさしい車両」をコンセプトに新たに設計、VVVFインバータ制御装置やLED照明装置を採用するとともに、車体にアルミ合金を使用することによる軽量化等で省エネ化を図り、8000系に比べて電気使用量を約40%削減する。またモーターも密閉構造を採用し、車輌内外への騒音を低減させて環境に配慮した仕様とする。
外観は、車体前面および側面に東武グループのグループロゴカラーである「フューチャーブルー」を帯状に、ドア脇には視認性の高いブライトグリーンを配し、沿線の自然環境と調和したデザインとしている。
客室内は、車内案内用液晶ディスプレイを各ドア上部に設置し、行先・次駅案内・駅設備・ドア開方向等を表示。また同社初となる公衆無線LANサービスを開始する。さらに車イススペースを6輌編成中4輌に設置するなど、バリアフリー化を推進する。
なお、今回導入されるのは6輌編成(3M3T)×2本。
▼新型車輌60000系の外観イメージ。
イラスト:東武鉄道プレスリリースより