大阪市交通局鉄道研究部は1989(平成元)年4月に発足して以来、市電、地下鉄、トロリーバスの研究などを中心に調査研究を進めてきたが、来年3月末をもって約四半世紀の歴史に幕を降ろすこととなった。
それを記念して、いままでの研究成果の発表と一般の鉄道研究家の方々にも市内交通を担ってきた市電、地下鉄の歴史を知ってもらう機会として、講演会「市電と地下鉄の昔ばなし」を開催する。
なお参加するには往復ハガキによる申込みが必要。
■開催日時
2012(平成24)年9月15日(土) 14:00~16:00
■場所
大阪市淀川区西中島2-15-13 第三シルバービルB1F イベントルーム
TEL(当日のみ):06-6390-6567
■交通
大阪市営地下鉄御堂筋線西中島南方駅下車南改札から1分
または阪急京都線南方駅改札から2分
市営バス「西中島」下車 十三から93号系統井高野車庫前行乗車
■タイムスケジュール
14:00 挨拶 大阪市交通局鉄道研究部解散の挨拶
14:10 (第一部) 御堂筋線を駆け抜けた電車たち
14:50 (第一部) 終了 休息10分
15:00 (第二部) 黎明期の大阪市電
15:40 (第二部) 終了
■内容
第一部は、「御堂筋線を駆け抜けた電車たち」と題して、1933(昭和8)年に市営地下鉄として開業以来の100型から1200型までの地下鉄車輌を当時の車輌設計思想と保守体験談とを織り交ぜて紹介。また第二部として「黎明期(明治期)の大阪市電」について最近発見された資料を元に復元された市電1号車のエピソードなど、明治時代の市電の姿に迫る。
■講演者
荻野 基
元大阪市交通局職員
荻野氏は昭和43年に大阪市に奉職、市営地下鉄の技術部門で長く活躍、その経験から株式会社ネコ・パブリッシング発行のRMライブラリーNo.56『万博前夜の大阪市営地下鉄』を執筆し、部報『各駅停車』編集長として市営交通の歴史を丹念に研究して現在に至る。
当日テキストとして配布する書籍(参加費に含む)『御堂筋を駆け抜けた電車 100型から1200型まで』もその一つであり、車輌の解説、思い出話、写真58枚を掲載した黎明期の大阪市営地下鉄をまとめた決定版といえる。非売品として限定で170部発行、そのうちの70部を今回の講演会テキストとして参加者に講演会の記念として配布する。また黎明期の大阪市電についても今回新たに編集した資料集を配布する。
■募集人数
70名(予約なしの参加はできない)
■参加費
3,000円
※テキストとして『御堂筋線を駆け抜けた電車』をもれなく進呈。参加費は当日、受付にて
支払い
■その他
物品販売
市電方向幕 保存車1644、801号用に復刻したもの2種類 3,000円
※『御堂筋を駆け抜けた電車』についてはテキストとして配布する以外販売用はない
■申込方法
往復ハガキで下記の住所まで申込み(ハガキ1枚につき1名)。
■申込締切
2012(平成24)年9月10日の消印有効(ただし定員になり次第締め切り)
■申込先
〒573-0065
枚方市出口5-28-1 鈴木方
大阪市交通局鉄道研究部事務局宛
※大阪市交通局への電話などでの問い合わせは、回答できないのでご遠慮願います。質問など
は往復ハガキで事務局まで問い合わせください
▲(左)当日参加者に配布する非売品のテキスト。(右)保存車1644号に取り付けられた幕。
画像提供:大阪市交通局鉄道研究部