JR九州は28日、九州を周遊するクルージングトレイン“ななつ星in九州”の運行概要を発表した。
クルージングトレイン“ななつ星in九州”のコンセプトは「和」のクルーズ。日本という意味の“和”、人と人を結びつけるという意味の“和”、気持ちがおだやかになる「和み」という意味の“和”から成っている。また列車名は、九州の7つの県、九州の主な7つの観光素材(自然、食、温泉、歴史文化、パワースポット、人情、列車)及び7輌編成の客車であることを由来としている。
編成は機関車+客車7輌。客車は1号車がラウンジカー、2号車がダイニングカー1輌、3~6号車がスイート(1輌3室)、7号車がDXスイート(1輌2室)となる。
車輌は木やファブリックを様々にあしらい、和洋・新旧融合の国内最上級の洗練された空間を提供。1号車のラウンジカーにはバーカウンターを備え、ピアノの生演奏をききながらくつろげるソファや回転椅子などを配し、展望用に窓を大きく設置している。2号車はダイニングカーとし、厨房及びダイニング(食事)スペースを設置。車窓からの風景を眺めながら食事ができるようにテーブル、腰掛を配置する。
車輌デザインは、(株)ドーンデザイン研究所代表 水戸岡鋭治氏。
運行開始日は2013(平成25)年10月を予定。3泊4日コース、1泊2日コースを1週間に1回ずつ運行する計画で、観光・食事・宿泊等をセットにした旅行商品としてJR九州専用窓口及び主な旅行会社で2012(平成24)年10月より販売する予定。
あわせてJR九州ではクルーズトレイン“ななつ星in九州”のクルーを6月1日(金)~6月22日(金)の期間で募集する。
▼クルージングトレイン“ななつ星in九州”の編成外観イメージ。
▼2室のみとなる「DXスイート」の客室内イメージ。
▼こちらは「スイート」の客室内イメージ。
▼ソファや回転椅子を配したラウンジカーの客室内イメージ。
▼「DXスイート」から見た車輌外観イメージ。大型の窓が設置される。
Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates
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イラスト:JR九州 プレスリリースより(5点すべて)