JR北海道釧路支社は去る3月に釧網本線「SL冬の湿原号」と台湾鐵路管理局のCK124蒸気機関車列車が姉妹締結したことを記念して、6月9日(土)の台湾の鉄道記念日にあわせてレイル・ファン向けのツアー「台湾鉄道研修ツアー」を行なうと発表した。羽田発または札幌発で6月6日(水)~6月10日(日)の4泊5日。
ツアーは、台湾鐵路管理局の全面協力のもと行なわれ、SL記念列車(日本のグリーン車に相当する商務車で組成された特別編成)に乗車するほか、なかなか訪問許可がおりない七堵車両基地や扇形機関庫で有名な彰化機務段(機関区)の2箇所の車両基地を見学、専用の貸切列車に乗車して沿線の鉄分の濃いスポットを巡る。
また、七堵の車両基地では、昭和天皇が皇太子時代にご乗車になった御料車や台湾総督専用客車も見学、彰化機務段では日本でも有名になった扇形機関庫だけではなく、普段公開される事のない電力車検査庫や乗務員出区点呼室なども見学する。
ツアーの概要は、JR北海道釧路支社・公式サイト内のページを参照。
http://www.jrkushiro.jp/tabisite/taiwankensyuu.html
釧路支社の鉄道ツアーらしく、サプライズも用意されているとのことで、公式サイトで掲載しきれない詳細な内容は以下のURLに記載されているので参照されたい。台湾の鉄道に知識がなくても鉄道愛好家の心をくすぐる内容が目白押しである。
○台湾在住フリーライター・片倉佳史氏のブログより
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1037
○釧路臨港鉄道の会に所属するツアースタッフの作成したブログ風私製サイト
http://www.east-asia-railroad.com/trat.htm
なお、JR関係者によれば多数の問い合わせが寄せられており、申し込み(JR北海道釧路支社の公式サイトに申込先の記載あり)はお早めにとのことである。
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